2008年3月3日
会合では活発な情報交換が行われました
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日・ASEAN統合基金による鳥インフルエンザ対策に取り組んでいる関係機関が2月7、8日にJICSに集まり、情報交換を行う会合が開かれました。ASEAN事務局、WPRO(WHO西太平洋地域事務局)、外務省、JICS、そしてオブザーバーとしてASEF(アジア欧州財団)が出席しました。
昨今、新型インフルエンザの対策を強化する必要性が高まっています。新型インフルエンザとは、鳥インフルエンザのウイルスが人に感染した場合に、人から人に感染するウイルスに変異して発症するインフルエンザです。爆発的感染(パンデミック)を防ぐため、新型ウイルス発生時に即座に封じ込めなければいけません。
この封じ込めを迅速に行うために、JICSはWHO、ASEAN事務局、外務省、ASEAN加盟国とともに抗インフルエンザ薬などを感染発生国に緊急輸送し感染拡大を防ぐ体制作りに取り組んでいます。
新型インフルエンザ発生の危険性は日ごとに高まっています。今後もJICSは関係機関との緊密な情報交換を行い、より迅速な封じ込めのために備えていきます。