2006年2月9日
イラクでは現在、同国内務省が警察組織を統括しており、警察官等は国内で多発するテロ等の最前線に立ち、治安維持のため日々任務にあたっています。
日本国政府は2005年1月1日、このような厳しい状況にあるイラクの国内治安維持を側面から支援するため、イラク内務省に対し、大型・小型のバス150台と、大型・中型のオートバイ480台を供与することを決定しました。
これらバスやオートバイは、テロや事件現場へ多くの警察官を迅速に動員するためや、混乱する都市部の交通状況の改善、主要な移動手段である高速道路における治安維持等に活用され、警察組織の機動性向上に大きな役割を果たすことが期待されます。
最初の調達品である小型バスの船積みは、名古屋港で数回に分けて実施されました。船積み前には、検査会社の担当者がエンジンやタイヤ等のメカニカルチェック、設備や備品が契約通りに装備されているか等についての確認作業を行ないました。その他のバス、オートバイや修理機材の船積みも、順次実施されています。
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