|
|
|
|
JICSは、2004年9月から11月にかけて、平成15年度ラオス国ノン・プロジェクト無償に関し、ガソリン・軽油、鉄ビレットおよび鉄板にかかわる入札手続を行ないました。ガソリン・軽油および鉄ビレットについては2004年11月から12月の間に全量が納入され、鉄板については2005年2月に納入される予定です。
鉄ビレットは、ラオス国内の製鉄企業が利用し、建築資材である鉄筋を製造しています。建設資材としての鉄筋は、国内市場で販売されます。これら鉄筋は、同年11月29日に首都ビエンチャンで開催されたASEANサミット会場や各国の国家元首の宿泊施設の建設資材にもに使用されています。
鉄板は、ロール状でラオス国内の企業に納入され、亜鉛メッキ処理後、波板鉄板として国内市場で販売されます。調達された資材は、すべてラオス国内で販売され、販売代金の一部は見返り資金としてラオス政府に積み立てられ、さまざまな社会開発プロジェクトに活用されていきます。
また、2004年11月27日、日本政府とラオス政府との間で平成16年度ノン・プロジェクト無償資金協力が決定されました。これを受けて12月10日、JICSは本プロジェクトの調達監理機関としてラオス政府外務省との間で入札手続、業務契約、納入管理、資金管理などを行なう旨の調達監理契約を締結しました。
|
|
|
|
ガソリンや軽油がタンクローリーでタイからラオス国境近くの石油備蓄基地に納入された様子 |
|
|
|
|
|
|
製鉄所に納入された鉄ビレット |
納入された鉄ビレットが12mの鉄筋に製造されている様子 |
製造された鉄筋 |
|
|
|
|
|
004年11月開催のASEAN会合に出席する各国首脳用宿泊施設。この建設にも鉄筋が使用された |
2004年11月開催のASEAN会合に向けて建設されたホテル。この建設にも鉄筋が使用された |
石油をタンクローリーから備蓄タンクに移している様子。石油は後に小型タンクローリーで納入先の国内各ガソリンスタンドへ運搬される
|
プロジェクト名 |
ラオス人民民主共和国ノン・プロジェクト無償<平成15,16年度> |
政府間決定日 |
(H15年度)2004年3月4日
(H16年度)2004年11月27日 |
供与額 |
(H15年度)10億円
(H16年度)5億円 |
納入日 |
(H15年度)2005年5月頃 (H16年度)未定 |
プロジェクト概要 |
ラオス政府の経済構造改善を推進するために必要な物資の輸入 |
JICSの役割 |
本プロジェクトの調達監理機関として、本プロジェクトの進捗管理(調達条件確定、入札手続、業者契約、納入管理)および資金管理 |
調達品目 |
(H15年度)ガソリン・軽油、鉄ビレット、鉄板 (H16年度)未定 |
|
|