JICS:私たちJICS(ジックス)は日本のODAを中心とする国際協力に関する調達を行う専門機関です
Google

WWW を検索
www.jics.or.jpを検索
「トップページ」へ
「JICSについて」へ
「事業」へ
「調達」へ
「実績」へ
「トピックス」へ
「CSR活動」へ
「採用」へ
「リンク集」へ
  • JICS職員の声
  • JICS早わかり
  • 広報誌など
  • JICS調達用語集
碧南市立東中学校の生徒さんが来訪しました
TOPCSR活動 ≫ 平成20年度インターン学生の感想文

2008年2月9日

 JICSでは平成16年度より大学生のインターンの受け入れを実施しています。JICSの業務を体験実習することを通じて、インターンの方が将来目指す道や国際協力への想いに改めて向き合うきっかけになればと考えています。
 平成20年度は4人の大学生がインターンシップに参加しました。そのなかの一人の学生、西田 喜美代さん(実習期間:2008年9月1日〜2008年9月12日)の感想文を紹介します。

国際協力 〜デスクワークの上に、現場がある〜

はじめに

 国際協力の仕事と聞くと「途上国に行って現地の人と一緒に汗水流して働いて・・・」というイメージを持つ人はわりと多いのではないだろうか。普段マスメディア等で国際協力の活動が取り上げられる際には途上国でのプロジェクト実施の部分が多く取り上げられがちであるため、プロジェクトの裏側の部分はなかなか見えてこない。今回私は「財団法人 日本国際協力システム(以下JICS)」でインターンシップを行い、国際協力の仕事の裏側―現場でのプロジェクトの円滑な実行を支える人々の業務をみることができた。

インターンシップ内容・業務部 〜地道な作業がプロジェクト成功の鍵〜

 JICSは日本のODA事業における調達管理機関としての役割を担っており、主に技術協力、無償資金援助、有償資金協力の分野に携わっている。今回のインターンシップでは初めの一週間を業務部での調達業務、次の一週間を総務課での広報業務というスケジュールで二週間の間研修させていただいた。

 初めの一週間は業務部にて研修を行った。業務部では前半は技術協力業務、後半は食糧支援(KR)、貧困農民支援(2KR)業務に携わらせていただいた。技術協力部門では機材情報シートの作成やノートパソコンの仕様書作成などをやらせていただいたが、予想以上のデスクワーク中心の作業であった。ODAに関連する仕事というと、途上国での調査やプロジェクト実施などの華やかな部分が目に付きがちであるが、その裏には書類作成や機材調達などプロジェクト実行までの様々な準備段階がある。JICSはこのODA事業の中でプロジェクトに必要な機材などを調達する役割を担っているが、これは非常に大変な業務である。なぜならODAは国民の税金を財源としているため調達の際は公平性などの公共調達の原則を遵守せねばならず、また限られた予算の中でいかに専門家や現地のニーズにあった良いものを調達することができるかでプロジェクトの成果も変わってくるからである。技術協力分野での研修を通して、JICSが行っているような地道で綿密な作業があってこそ現地でのプロジェクトが成り立つのだということを知ることができた。

広報業務 〜「すべてのひとにわかりやすく」の難しさ〜

 二週目には総務部にて広報業務に携わらせていただいた。そこではグローバルフェスタ(国際協力イベント)に向けたJICS事業内容とKR・2KR事業説明のパネル作成を行い、その後JICSのホームページ改善案作成などを行った。グローバルフェスタ用のパネル作成ではJICSの複雑な事業内容をいかに一般の人々に簡単にわかりやすく説明するかが難しかった。このようなイベントではODAや国際協力に携わっている人々や興味のある人を引きつけるのはわりと容易だが、それに比べ国際協力の知識を持たない人や興味のない人に、ODAやJICSの事業内容について知ってもらうのはなかなか難しい。それゆえ一般の方が興味を持つよう写真や地図を使い、字を極力減らすなどして多くの人に国際協力やJICS業務について興味を持ってもらえるよう工夫をこらした。このように広報でJICS事業を紹介することは、今までJICSについて学んだことをアウトプットできるよい機会となった。またパネルにするモデル国を決定する際にプロジェクト関係者にインタビューを行ったが、計画通りに事業が進んだモデルプロジェクトはなかなか見つからず、国際協力の分野におけるプロジェクト遂行の難しさも広報事業を通じて知ることができた。

(写真)
実習期間中に開催されたNGO意見交換会の様子

 またインターン期間中にJICSのNGO支援事業報告会が開催され、JICSが支援しているNGO8団体が報告を行った。ここでは様々な分野・地域で活動しているNGOを知ることができ、自分の興味関心を広げることができた。NGO意見交換会ではNGOの広報活動や情報公開などのアカウンタビリティの重要性が議題に上がり、近年のNGO活動の活性化の動きに伴ってNGOに求められるものも高くなっているということを感じた。私自身NGOでボランティアを行っている中で今回の意見交換会で出た指摘は今後のNGO活動の方向性を考える上でとても参考になった。

おわりに

 今回のインターンシップではJICSの業務内容についてはもちろんのこと、英語などの語学力の重要性や業務に求められる専門性など本当に様々なことを学ぶことができた。しかしその中でも一番大きな収穫は、国際協力の個々のプロジェクトは決して途上国の現場だけで行われているのでなく、それを日本や第三国で支えている多くの人々がいて初めてプロジェクトが実行できるということを、JICSで実際に調達業務でのデスクワークを経験して直に学べたことだ。今後自分が国際協力に携わることになったときに、現場に行くのか、日本でプロジェクト決定を行うのかわからないが、どのような立場になったとしても、実際にプロジェクトを実行できるまでには、広報、調達、資金集めなどたくさんのスタッフの働きがあって、その方達のおかげでプロジェクトが実施できるのだということを肝に銘じて活動していきたいと強く思った。また国際協力の分野に限らず、どのような仕事でも華やかな目に見える事業の裏では多くの人々の地道な業務が存在するということを就職活動開始前に身をもって学べたことは非常によい経験となった。

 またインターンシップ期間中に若手職員のお話を聞く場として座談会を設けていただいた。そこでは職員の方々から国際協力に興味を持ったきっかけや今までのキャリアパスなどのお話を伺うことができた。私自身将来国際協力に携わっていきたいと考えており、卒業後の進路を決めかねている状態であったが、この座談会に参加して国際協力に携わる人のキャリアは実に様々であり、様々な選択肢があるなかで自分に一番合う方法を探していくことが必要だと実感した。またコミュニケーション能力やタイムマネジメント力など社会人として必要なことも話していただいたので、これを機に自分もこれらの能力を身につけられるよう意識的に努力していこうと思う。最後に二週間忙しい業務の中で丁寧に指導してくださった職員の方々に深くお礼を申し上げたい。

『立命館大学国際関係学部国際インスティテュートインターンシップ2007報告書』 より抜粋

(C) Copyright Japan International Cooperation System(JICS)2005 All Rights Reserved 
お問い合せ サイトマップ English 文字表示縮小 文字表示標準 文字表示拡大