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2009年6月29日

 JICSでは平成16年度より大学生のインターンの受け入れを実施しています。JICSの業務を体験実習することを通じて、インターンの方が将来目指す道や国際協力への自身の考えに改めて向き合うきっかけになればと考えています。
  2009年6月にJICSでインターンシップを経験した長谷川 来夢さん(実習期間:2009年6月1日〜2009年6月12日)の感想文の一部を紹介します。

(写真)
インターン学生の長谷川 来夢さん
(実習期間:2009年6月1日〜2009年6月12日)

インターンシップを終えた感想

大阪経済大学大学院 人間科学研究科 人間共生専攻
長谷川 来夢

 私は、メキシコ、プエブラ州、シエラ・ネグラ山岳地方のマサテコ人に関する文化人類学的研究を行っています。メキシコのマサテコ人居住区は、1940年代後半より、国家統合政策の一環により行われた地域開発計画が行われた地域でもあります。
 開発計画の主な内容は、学校や病院の設立、道路建設、識字教育、水害対策のためのダム建設、そしてその施行に付随する職に現地の人々を採用し、労働の機会を与えるというものでした。しかし、大規模な地域開発計画は全てのマサテコ人居住区で行われたわけではなく、民族間の境界線を無視し、政府により線引きされた行政区ごとに行われたことによって、同じ民族の間にも生活形態の差や、社会的格差が生まれました。
 そういった歴史を踏まえながら現在のマサテコ人の社会文化を研究する中で、地域開発やそれを行うための国際協力事業などへの疑問が膨らんだことから、日本のODA機関について知りたいと思いました。そして今回、JICSでのインターンを希望し、有難いことにこのインターンシップの機会を与えて頂いた次第であります。

 JICSでインターンを始めて一日目に立てた私の目標は、私がここで経験させていただける仕事を、JICS全体の事業のどの部分に位置づけされるのか意識しながら取り組むということでした。最終日を迎えた今、期間の短さからJICSの事業すべての理解には至りませんでしたが、自分の取り組んだ作業に関しては、目標が達成できたと思います。
 インターン初日から、私はJICSの業務第二部機材第一課のスペイン語班で、主に調達代理契約書や入札図書の英語原本を西語訳する作業をやらせて頂きました。一日目は社会人生活初めてということで緊張もあり、なかなか作業が捗らないことから仕事の大変さを痛感しました。しかし、指導係の方や同じ機材第一課の方々が毎日何かしら声をかけてくださることで、少しずつ自分ができることをやれるだけやろうという前向きな気持ちで働けるようになりました。
 特に、指導係の方々にはどんな小さな質問にも丁寧にご指導して頂き、最初は「自分にはできないかもしれない」と不安に感じた作業も、一生懸命やれば必ず支えて頂けるという安心感を持ちながら何事にも挑戦できるようになりました。
 JICSで働く職員さんの姿を観察し、温かいご指導を受けながら働く中で、一番心に残ったことは、どんなに忙しいお仕事を抱えていても、周りの方々と信頼しあいながら前向きに働いている方が多いということでした。私は未だ学生の身分ですので、社会に対して不安や疑問に思うことが多く、これまでは「安心して働く」ということが想像できませんでした。JICSでのインターン生活を通して、「責任ある仕事も信頼関係を持てば安心して働ける」ということが分かったことはとても大きな意識の変化だったと思います。

 先日はお忙しい中にも関わらず、JICSで働き始めて1、2年目の職員の方々との座談会の場を設けて頂きました。その際にも、入ったばかりにも関わらずはっきりと自分の考えや目標を明示できる皆さんに刺激を受けることができました。日々の業務の中ではゆっくりお話しする機会があまり無かったのですが、本当は内に秘めた熱意があることを知りました。そして、こうして同じ職場で働く方々が、それぞれの立場から、それぞれのペースで自分のできることを考えながら働くことで、私が見た皆さんの信頼関係が築かれているのだなと感じました。
 今後、私は研究の道を進むのか、就職するのか未だ決めていません。しかし、いずれにしても今回のインターン生活で学んだことはこれから選択する道を進むための力になると確信しています。今回、日本のODA機関で働くことで広がった視野は、メキシコのマサテコ人に関する研究において、これまでとはまた違った視点から彼らを観察できる力になると思います。これから勉強しなければならないことも多々気づくことができたので、大学院に戻ったら自分の足りない点を改善できるように勉学に励みたいと思います。

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