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その1〜5  その6〜10  その11〜15  その16〜20  その21〜25  その26〜

<カブール事務所便り・その15>出会いと桜

2009.4

事務所次長 堀越 大補

 今年の2月に休暇で日本からオーストリアに行く飛行機の中で、軽井沢で洋菓子店を経営している男性に出会いました。その時はお互いのメールアドレスを交換して別れたのですが、後日届いたメールで、その男性がおじい様のご遺志を引き継いで桜の植樹活動をしていることを知りました。その男性のおじい様は、洋菓子店の経営に多少のゆとりが出て来た昭和30年代に『どうせ煙草の灰と消えるなら、そのお金で桜を咲かせよう』と家族で桜貯金を始め、お亡くなりになるまでの約10年間で1万本もの桜の苗木を軽井沢町内の公園や学校、各家庭などに配ったとのことでした。この活動により、町の人々からは「現代の花咲かじいさん」と呼ばれていたそうです。その男性もおじい様の思いを受け継ぎ、禁煙して浮いたたばこ代で桜の苗木を購入して、1年ほど前から植樹を始めたとのことでした。

 私が「アフガニスタンで働いている」と伝えたところ、「桜をアフガニスタンに送ったら私の代わりに植えてもらえますか?」という連絡を頂きました。「届くかどうか保証できませんが、もし届けば私も出来る限りご協力します」と返答したところ、4月2日にソメイヨシノ2本、枝垂れ桜1本の合計3本の桜の苗木がアフガニスタンのカブール中央郵便局に届きました。検疫等に不安はありましたが、無事に苗木を引き取ることができました。

 「せっかく頂いた桜の木なので、JICSの事務所兼宿舎の狭い庭に植えるよりは、多くの方の目に触れるところに植えたほうが良いだろう」と思いましたので、普段から公私に渡り親しくさせて頂いているJICA事務所の次長、当地におけるJICSの活動の大切なカウンターパートである、アフガニスタン公共事業省副大臣、同国都市開発省大臣に本件のお話したところ、皆様二つ返事で今回の桜の植樹に賛同してくださいました。苗木は4月5日にJICA事務所に、13日にアフガニスタン国の公共事業省と都市開発省に届け、植えてもらいました。

公共事業省に植えたソメイヨシノ。ラスリ副大臣が自らスコップをふるって植樹してくれました。

都市開発省に植えた枝垂れ桜。写真はパシュトゥン大臣。同大臣からは「これはただ樹を植えるのではなく、日本とアフガン両国の友好の歴史を植えるものだ」というお言葉を頂きました。

 今回、私はあくまで、届いた桜をお配りしただけですが、国境を越えて桜の苗木が遠路はるばるアフガニスタンにたどり着いたこと、その苗木がそれぞれ大変喜ばれて受け取ってもらえたことを、とても嬉しく思います。長年の戦争から立ち直ろうとその第一歩を踏み出したアフガンの将来に、この桜の苗木が文字通り”ひと花咲かせて”くれることを切に願う次第です。ある偶然の出会いがきっかけとなり、形に残る、素敵な活動をお手伝いできたことを感謝しています。

 なお、JICAに植えた桜については、JICA事務所のホームページで紹介されています。

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<カブール事務所便り・その14>アフガニスタン・ランチのひととき

2009.1

事務所長 永作 雅弘

 10月30日(木) 午前、アフガニスタン政府官庁から事務所に戻ってすぐ、日本大使館より携帯電話に連絡が入りました。カブール中心地にある情報・文化省で自爆テロ事件が発生したとの情報でした。堀越次長と手分けして急いでJICS担当事業邦人関係者の安否確認をしたところ、全員無事を確認し、大使館に報告しました。

 当地へ事務所長として赴いてから早くも1〜2か月が経ちますが、昼の現地ニュースでISAF、アフガニスタン国軍による掃討作戦などタリバンに関する報道を聞かない日はありません。イスラム教断食月明けのイスラム暦正月休暇後から、カブールでも外国人や現地人を狙った誘拐・殺害事件が連続して発生しています。カブール事務所の邦人、現地スタッフも市内での外出は極力控える日が続いています。

(写真)
食べ応えのあるアフガンバーガー

 このような生活環境のなか、一息つけるのは食事の時間。そこで自炊をする以外にも、事務所警備員にお願いして、アフガニスタン特有の大きなナン、ケバブ、プラウやアフガンバーガーというハンバーガーなどを買ってきてもらい「アフガニスタン・ランチ」を楽しんでいます。

 写真のアフガンバーガーは薄いナンの上にフライドポテト、キャベツ、トマト、タマネギの他、鶏肉やハム(鶏肉)を乗せ、包んだものです。値段はひとつ130円程度ですがボリュームたっぷりです。

 日本と異なる点では、官庁担当者と会議の際には必ず当地特有のお茶が出されますが、ティーカップ横にはキャンディーが添えられています。なかなか粋な計らいです。今まで、ヨルダン、イエメン、パキスタン、インドネシアなどイスラム教徒国を担当してきましたが、当地でもさまざまな生活風習を現地職員から聞きながら習得に励んでいます。

 次回は当地でのお墓事情や幽霊などをレポートしたいと思います。

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<カブール事務所便り・その13>カブール事務所の冬支度

2008.11

事務所長 永作 雅弘

(写真)
事務所に届いたトラック1台分の薪。

 カブールも10月の中旬頃より朝晩の気温がぐっと下がり、秋から冬への季節の移り変わりを感じますが、日本のように紅葉の風景はありません。事務所の運転手の話ではこれから雨が降り、気温がさらに下がり、本格的な冬をむかえるとのことです。昨年は30年ぶりの厳冬だったとのことで、東京育ちの私は今から戦々恐々としています。

 JICS担当のプロジェクトサイトへ向かう道には、ストーブを店頭に並べている店やストーブに使う薪を売る店を見かけるようになりました。当地でもガスストーブや石油ストーブはありますが、燃料に使うガスや灯油に不純物が混じっていることが多く、一酸化炭素中毒による事故などがあるとのことで、JICSカブール事務所では薪ストーブを使っています。

 先日、寒さに耐えきれず、ついにストーブを解禁しました。当事務所の暖房器具はこの薪ストーブのみです。アフガニスタンの電力事業は不安定なので、市内電力の供給時間は1日に4時間程度。このため、当事務所には暖房エアコン、オイルヒーター、石油ヒーターなどはないのです。

(写真)
薪ストーブ。

 まずはストーブに使う薪を購入しました。トラック1台分の薪を注文して、地下にある倉庫へ搬入しました。冬に使う薪の量はトラック2台分だそうです。次に、煙突にたまった煤(すす)を払ってからストーブを設置。警備員に火の付け方を習い、点火してみましたが、これがなかなか難しく、結局は警備員に付けてもらいました。

 30数年前、東京でも小学校ではダルマストーブを使っていましたが、当時はコークスを使っていたことを思い出します。今では「ストーブ将軍」さながら、薪をくべるのも所長の仕事に加わろうとしています。

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<カブール事務所便り・その12>最近のカブール事務所

2008.5

事務所次長 堀越 大補

 早いもので、私がカブール事務所に赴任してから1年が経とうとしています。この1年でカブール事務所を取り巻く環境は大きく変化しました。

 昨年の7月には外務省からアフガン全土に退避勧告が出され、NGO等で働いていた多くの日本人がカブールを後にしました。また、今年の1月には市内の高級ホテルが武装グループの襲撃を受けたため、当地の大使館から在留邦人に対して外食を控えるようアドバイスが出されました。この他にも昨年末以来、カブール市内では頻繁に自爆テロ、爆破テロが発生しており、先日の大統領暗殺未遂事件も記憶に新しいところです。

(写真)
みんなで出前のインド料理をつつく

 こう書くと、砲弾の中を日々かいくぐっているように思われるかもしれませんが、実際は事務所にいると一日は平和に過ぎていきます(たまに爆音は聞こえますが)。外食が禁止となると食事には苦労しますが、最近はレストランが出前やテイクアウトのサービスを始めており、関係者の方々と一緒に利用しています。

 不便ながらも少しずつ現状に適応しつつある、といったところでしょうか。

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<カブール事務所便り・その11>事務所所員が交替しました

2007.7

事務所次長 堀越 大補

 こんにちは。6月付けで表前次長の後任としてJICSアフガニスタン事務所に配属になりました、堀越です。
今回は当地におけるJICSの活動を公私両面からサポートしてくれている、事務所の面々を紹介したいと思います。

(写真) まずは、事務所のローカルスタッフのファルークさんです。通訳業務からその他諸々の日常の業務を広範囲にサポートしてくれています。長年に亘りJICSの業務に携わっているので、来たばかりの私にとって頼れる存在です。

(写真) 次に、我々のエージェントとして当地での業務が円滑に進むよう、様々な手配等をしてくれているDr.ハシュマット(本当はお医者さん)です。ファルークさん同様、事務所開設前からJICSの業務を強力にバックアップしてくれております。

(写真) 次は、事務所の安全確保や施設維持、その他我々では手が届かない生活面での雑務をサポートしてくれている通称「ガード」のお兄さん達と、運転手さんです。仕事が煮詰まったときによくお茶(チャイ)をご馳走してくれます。

(左から運転手のムニールさん、ガードのヘダヤット君とハニフさん。写真には写っていないですがこの他に5名のガードの方達が交代で勤務しています)

(写真) 最後に事務所の番犬(未満)のリックス(♂5ヶ月)です。先代の番犬が嫁探しに家出をしてしまったので、里子としてやってきました。

 このような、人たち(+1匹)の協力を得つつ、貝塚所長とともにアフガニスタン復興のために尽力して行きたいと思っておりますので、今後とも宜しくお願い致します。

前事務所次長 表 将幸

(写真) 昨年の5月末に着任してから、1年1ヶ月が経ちました。

 赴任中は、タリバンの活動が再活性化したため、アフガニスタン全土の治安が悪化し国内で緊張状態が続いたため、相変わらず不要不急の外出はすることができませんでした。そのような中無事任期を終えることができたのも、大使館、JICS本部、ローカルスタッフ等関係者の協力があったからだと思っており、感謝の気持ちで一杯です。

 赴任中に感じたことは、「日本の援助がアフガニスタンの人々からとても感謝されている」ということでした。

 最後になりましたが、引き続きカブールに残られる貝塚所長、そして後任として着任した堀越次長の今後の更なる活躍を期待しつつ、離任の挨拶とさせていただきたいと思います。

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