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2004年当時、イラク保健省では約800台の救急車を所有していましたが、老朽化が進んでいたこと、および、約2,500万人の総人口に対して救急車の絶対数が不足していたため、緊急医療における患者輸送体制が十分とは言い難い状況でした。そのため、イラク保健省では、緊急医療体制の維持のために、救急車3,000台をイラク全土に配置する計画を策定し、不足している2,200台を補充するための支援を要請してきました。これを受け、日本政府は、イラク復興に対する総額15億ドルの無償資金協力から、救急車整備のために約58.3億円の支援を平成17年1月1日に決定しました。 |
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- 救急車:700台
- 修理機材:1式
- 救急車(追加分として):262台
- 高規格救急車(追加分として):50台
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本支援により供与された救急車は、保健省を通して全国の病院に配布され、傷病者の緊急移送や救急医療の改善に貢献しています。 |
供与された救急車(アマラ病院)
(2006年6月) |
イラク人スタッフへの技術指導(日本にて)
(2006年7月) |
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