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プロジェクトの背景

 2004年当時、イラク南部のムサンナー県では、県民の健康を支えるための一次医療機関(プライマリーヘルスセンター:PHC)が、戦争による被害と医療機材の不足により、医療活動を十分に行えない状態でした。
 その当時、日本政府は、自衛隊による同県の住民の生活基盤の再建を目的とした水・衛生、保健・医療、公共施設の復旧・整備を行う人道支援を実施していました。
 そこで、ムサンナー県保健局は「ムサンナー県プライマリーヘルスセンター整備計画」を策定し、自衛隊の人道支援を通した32ヵ所のプライマリーヘルスセンターの施設再建にあわせて、必要な医療機材の購入に必要な資金協力を日本政府に要請してきました。
 これを受け、日本政府は、イラク復興に対する総額15億ドルの無償資金協力から、ムサンナー県の一次医療機関で使用する基礎医療機材の整備のために約8.7億円の支援を平成17年1月13日に決定しました。

プロジェクトの概要

  • プライマリーヘルスセンター32ヵ所に対する医療機材の調達:
    (プロジェクトの対象となるプライマリーヘルスセンター32ヵ所は、サマーワに駐在していた陸上自衛隊の人道支援を通して、建物の改修が行われた)

進捗と期待される効果

 日本の自衛隊が改修工事を実施したムサンナー県にある32ヶ所のプライマリーヘルスセンターに医療機材が搬入・設置されたことで、一次医療体制が改善されました。モニタリング調査(2007年5月に5ヶ所のPHCを対象に実施)では、患者数が以前に比べて平均で28%増加したとの結果が出ています。
 このプロジェクトにより、地域の医療活動が向上し、地域住民の健康と生活が改善することが期待されています。
(写真)
供与された機材と診療活動
(2006年8月)
(写真)
供与された機材と診療活動
(2006年8月)

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