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「誇りに思える援助」 ―インドネシア地震・津波災害支援
クントロ・マンクスブロト(インドネシア アチェ・ニアス復興庁長官(2006年8月当時))

 アチェとニアスを襲った地震と津波による被害に、日本は総額300億円*の二国間・多国間援助を行いました。類をみないこの支援が、私たちの復興への取り組みに果たした役割は、実に大きなものでした。大規模な援助というものは、必ずしも最善の方法で実施されていないという批判を避けがたいものですが、日本の援助は、ニーズに直接応えるよう適切に計画・管理・運営されたと、はっきり申し上げます。このアチェ・ニアスの復旧・復興計画は、地形的な条件もあり、困難をきわめました。

 日本は、復興庁などと密接に連携をとりながら、教育、上下水道、海岸道路の整備、公文書の修復・保全、医薬品の供給を含めて、幅広い分野での支援を、迅速に進めました。JICSは、二国間援助のうち、わが国に対する供与分の146億円を監理・運営しましたが、インドネシア政府の各部署と緊密な連携をとり、JICSの専門家が常駐する事務所をアチェに設置して業務にあたりました。これは、地元のニーズに対して責任をもち、情報を共有して活動するという素晴らしい対応でした。そして、JICSのおかげで、調達手続きの強固な実施監理の枠組みを構築することができました。

 これは、地方行政の調達・運営能力の向上にも、大きな貢献をしています。

 日本のみなさん。未曾有の大惨事という一刻を争う状況で、速やかに計画され、絶望的な状況の地域のニーズに対し、誠実でほぼ完璧に遂行されたこの援助を、ぜひとも誇りに思ってください。インドネシアの政府と地域住民は、最も助けが必要なときに行われたこの支援を、決して忘れることはなないでしょう。

*外務省のプレスリリース(平成17年1月6日付)で公表されている供与額は、二国間・多国間援助それぞれ2.5億ドル。

(「JICS REPORT」2006年8月号掲載文より)

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