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環境無償への期待と約束
サデック・ホッサイン・コーカ(バングラデシュ ダッカ市長(2009年9月当時))

(写真)
発展のなか、廃棄物や環境悪化問題を抱えるダッカ市内

 バングラデシュは新しい国です。1954年にインドから東パキスタン、西パキスタンが独立した後、1972年に東パキスタンがバングラデシュとなりました。建国40年に満たない若い国ですから、私たちは、政治や経済、福祉といった社会システムを、トライ・アンド・エラーを繰り返しながら、一歩一歩前進させていっているところです。

 経済発展は著しく、2007年のある経済予測レポートのなかでは、BRICs(ブラジル、ロシア、インド、中国)に次ぐ経済成長が期待される11カ国(Next 11)の1つとして紹介され、世界各国から脚光を浴びているのはご存知のとおりです。

 2007年の経済成長率は6.2%という勢いで、特に首都であるダッカ市の変貌ぶりには目を見張るばかりです。また、人口増加率も著しく、現在1億2000万人の人口が、2050年には2億4000万人になるとも予想されており、特にダッカ市では自然増に加えて地方からの流入も激しく、日ごとに膨張している印象です。

 このような状況のなかで、私たちダッカ市役所は、ダッカ市民の健康と財産を守り、より快適に生活してもらうためにさまざまな仕事を行っています。特に廃棄物問題は、ダッカ市の抱える都市問題のなかでも最も注意深く対応すべき問題の1つで、数年前から「Clean Dhaka Green Dhaka」というスローガンを掲げ、市民の意識の向上に力を注いでいます。

 ダッカ市はゴミ収集車も所有していますが、老朽化が進み、数年後には利用不可能となるため非常に困っていたところ、日本から、世界で最初の環境プログラム無償の支援を受けることになったのです。

 今回の支援は、(1)ゴミ収集車100台、(2)収集車のメンテナンスなどを行うワークショップ、(3)環境教育・車両整備・天然ガスに関する技術支援の3本柱となっていますが、これは、ダッカ市の現状を踏まえたうえで、最も効果的・効率的な援助の組合せになっていると理解しています。(3)の技術支援は、フェーズ1、2と2期に分かれていますが、2009年の7月末までにフェーズ1が完了します。また、(1)(2)の入札も、JICSのスタッフの方々の献身的な努力により、非常に素晴らしい結果となり、車両の到着とワークショップの完成を心待ちにしているところです。

 私たちは、物事がうまく進行した場合、過去を振り返ってうまくいった理由を検証することを忘れてしまいますが、JICS以外の機関であれば、ここまでスムーズに適切な結果を導けなかったことを忘れてはならないと考えています。この場を借りて、JICSのみなさんのさまざまな経験に基づく知見と、問題を先送りにしない行動力に対し、改めて深い感謝と心からの敬意を表したいと思います。

 私は、ダッカ市民が自分たちの国をよりよくし、また日本のように美しい国にしていってくれると信じています。日本政府、そして国民のみなさんから引き続いてご支援をいただけると幸いです。

(「JICS REPORT」2009年9月号掲載文より)

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