2008年6月30日
完工したダシュテバルチ病院の研修施設
開所式でスピーチする病院長 |
ダシュテバルチ病院は、カブール市の西部に位置する病院です。2006年2月のアフガニスタン国保健省からの要請に基づき、「アフガニスタンに対する第二次緊急無償」の残余金を活用して、この病院に宿舎を含む研修施設、研修生宿泊施設、厨房施設、洗濯施設の建設、併せて既存施設の改修を実施することとなりました。
本件においてJICSは、これまでの緊急無償と同様、建設会社の選定及び工事の監理業務を実施してきました。入札の結果、建設会社として地元カブールの企業を選定し、2007年8月1日に着工、2008年4月22日に完工することが出来ました。また2008年5月28日には、保健省副大臣、在アフガニスタン日本国大使他が出席して開所式も行われました。
これら施設の完成により、必要な研修並びに入院患者や研修員への食事の提供、及び病院内のリネンの洗濯等が円滑にできるようになることが期待されています。
なお、本病院においては、今後独立行政法人国際協力機構(JICA)によって技術協力プロジェクトも実施される予定です。無償資金協力による施設の充実のみではなく、技術協力プロジェクトを活用した人材育成も行われることで、より一層効果的に利用されることが見込まれています。
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