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マダガスカルでは、2004年2月および3月と2ヶ月連続して大規模なサイクロンが上陸し、国連食糧農業機関(FAO)の発表では、水稲30万トン余りに被害が出ました。また、同時期に現地通貨が急落し、コメを含む物資の輸入量が減少しました。これら生産と輸入減少の影響で、同国内のコメの流通量は減り、米価が高騰しました。
この状況を改善させるため、同年9月14日、マダガスカルに対する食糧援助(KR)が日本と同国政府の間で合意され、日本の政府備蓄米が調達されることになりました。
JICSは本援助にかかる入札手続、納入管理等を行なう調達監理機関として、同年10月1日、マダガスカルの農業牧畜水産省と調達監理契約を結び、2005年2月、援助米約4,700トンを届けました。首都アンタナナリボでは、両国政府関係者による引渡式が行なわれました。
現在、この政府備蓄米の販売がマダガスカル国内で進んでおり、食糧不足解消の一助となることが期待されています。 |
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マダガスカルの市場で販売されているコメ |
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両国政府関係者によって援助米の引渡式が行なわれた |
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プロジェクト名
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マダガスカル共和国 食糧援助<平成16年度>
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政府間決定日
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2004年9月14日
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供与(EN)額
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2億円
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プロジェクト概要
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2004年、マダガスカルに大規模なサイクロンが2度上陸し、水稲30万トン余りに被害が出た。また、現地通貨が急激に暴落し、食料品の輸入が困難になってきた。これらの影響でマダガスカル国内のコメの流通量が減り、価格の高騰を招いている。この状況を改善させるため、コメを緊急に援助する。
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JICSの役割
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本プロジェクトの調達監理機関として入札を実施し、業者契約、輸送および引き渡しの監理を行なう。
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調達品目
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政府備蓄のタイ米
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