2007年1月16日
盛土工 |
道路開通式 |
2004年12月26日に発生し、多くの被害を招いたスマトラ沖大地震およびインド洋津波被害に対し、日本国政府はノン・プロジェクト無償資金協力を実施し、様々なインフラ施設整備プロジェクトを行いました。
これらのプロジェクトのうちのひとつであるアチェ州ムラボーとチャラン間を結ぶ西岸道路が完成し、2006年12月26日に開通式が執り行われました。
本プロジェクトは被災した既存道路122.3kmの復旧を目的としたものであり、2005年12月1日から工事が開始され、JICSは工事に必要な一部建機・資材の調達および施工業者・施工監理コンサルタントの調達とプロジェクト全体の資金管理を行いました。
開通式には日本側代表として在インドネシア日本国大使館より佐藤悟公使が出席し、インドネシア側から出席したアチェ・ニアス復興再建庁(BRR)、アチェ州、西アチェ県の代表者より日本への感謝の言葉とともに、道路の開通により市民生活の向上に大いに貢献することなどが述べられました。
本道路の開通により、工事開始前は7時間以上を要していた同区間の通行が約2時間半に短縮しました。今後は地域全体の物資流通事情が改善され、地域経済の復興・発展に資することが期待されます。
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