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2004年11月27日に日本国政府とラオス国政府との間で実施が決定され、JICSが調達監理を担当した本プロジェクトにおける全ての調達品目(鉄製品および軽油)の納入が、2005年11月に完了しました。これを受け、2006年7月17日、ラオス国外務省にて両国関係者立会いのもと、鉄製品および軽油の引渡式が開催されました。
引渡式では、桂在ラオス国大使からPhongsavath外務副大臣に、軽油、鉄ビレットおよび鉄棒のレプリカが手渡されました。すでにラオス国内において軽油は輸送燃料として、鉄製品は家屋や商業施設の建設資材として利用されており、今後もラオスの産業活性に貢献することが期待されています。
Phongsavath外務副大臣からは、日本への感謝の言葉とともに、ノン・プロジェクト無償による調達物資が市場に流通することが直接的にラオス国民の生活に役立つこと、また、調達物資の販売によって積み立てられる見返り資金*が同国の経済・社会開発に大いに貢献すること、などが述べられました。
また、会場には取材のために現地のマスコミも大勢駆けつけ、その翌日にはヴィエンチャンタイムズを始めとする現地各紙で引渡式の模様が大きく取り上げられました。この一件からもラオス国におけるノン・プロジェクト無償に対する認識の高さと重要性を窺うことができます。
*見返り資金 開発途上国政府が、原則として、我が国の資金協力によって調達した物資の価格の一定額を現地通貨で積み立てる資金であり、日本国政府と合意の上で自国の社会経済開発に資する事業などに使用することができる。無償資金協力ではノン・プロジェクト無償、貧困農民支援、食糧援助などの事業において実施される。
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鉄棒を加工する工場の様子 |
軽油納入の様子 |
桂大使よりPhongsavath大臣へ鉄ビュレットのレプリカを贈呈 |
プロジェクト名
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ラオス国 H16年度ノン・プロジェクト無償業務<平成16年度ノン・プロジェクト無償>
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政府間決定日
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2004年11月27日
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供与額
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5億円
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調達監理契約
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2004年12月10日、ラオス国外務省と調達監理契約(調達代理方式)を締結
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完了時期
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2005年8月 鉄製品船積み、納入完了
2005年11月 軽油船積み、納入完了
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プロジェクト概要
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ラオス国の経済構造調整の推進のために緊急に必要とされる物資(石油製品、鉄製品)の輸入促進
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JICSの役割
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本プロジェクトの調達代理機関として、進捗管理(入札開催、業者契約、納入管理など)および資金管理を実施
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