平成23年2月19日、日本女子大学附属中学校2年生の「国際理解教室」に、JICS職員がゲストティーチャーの1人として招かれ、講義を行いました。
今回は「アフガニスタン×Peace 〜私たちにできること〜」をテーマに、ゲストティーチャー6名がそれぞれ40名程度のグループに講義を行いました。JICS職員は自分のアフガニスタン滞在中の経験を盛り込みながら、日本のODA、アフガニスタンに対する日本の支援、JICSのアフガニスタンでの活動およびアフガニスタンでの生活について講義を行いました。
生徒さんたちはこれまで、研修のために日本を訪れているアフガニスタンの先生方との意見交換や、関連図書・映画を通じ、アフガニスタンの歴史や置かれている現状などへの理解を深めてきたこともあり、当日もとても熱心に講義を受けていました。
後日JICSに届いた感想からは、自分たちが置かれている現状とアフガニスタンの現状が大きく違うことへの驚きや、「生きる」ことがどれだけ大変なことかを感じた様子が伝わってきました。また、自分たちに出来ることは小さく限られているけれども、募金などを通じて世界の人々のために少しでも貢献したいという感想も聞くことができました。生徒さんたちが、今後も世界の人々が置かれている立場に興味・関心を持ち、理解するよう努め、何か行動を起こすための一助となれば幸いです。
日本女子大学は、5女子大学コンソーシアムを結成し、2002年5月よりアフガニスタンの女性教育を支援するプログラムに参加しています。カブール大学と締結した大学間協定により、附属中学・高校にもアフガニスタンの女性教員の視察や、同国の女子高校生の留学を受け入れています。