パレスチナで実施してきたコミュニティ開発支援無償「ヨルダン川西岸地区学校建設計画」で学校5校を建設し、2011年2月までにすべてパレスチナ政府に引渡しを完了しました。
これを受けJICSパレスチナオフィスではプロジェクト支援事業の一環として5校すべてで必要性の高かった保健室簡易ベッドを2011年5月に各校に届けました。
これらベッドは、パレスチナ国内のAl-Naji Pharmaceuticals & Medical Supplies社から寄付を受けたもので、それをJICSの手配で各校に輸送することとなりました。同社は、去る3月の日本で発生した震災を知り、「日本の地震による惨状に非常に心を痛めており、少しでも日本のため、パレスチナの子供達のために役に立ちたい」として日本の援助でパレスチナの子供達のために建設された学校5校に対してベッドの無償提供の申し出がなされたものです。
提供されたベッドは立派なもので、各学校で、先生方やJICSスタッフが協力してベッドを組み立てた際には、全員から感激のあまり喜びの声が上がるとともに、学校関係者からは多くの感謝の言葉がありました。
JICSプロジェクトオフィススタッフからのメッセージ:
今回、ベッドを寄付いただいたAl-Naji Pharmaceuticals & Medical Supplies社には、大変感謝しています。パレスチナで業務をしていると、東日本大震災に関連してプロジェクト関係者はもちろん、見知らぬ人から、「日本は大丈夫か?」、「必ず日本は復興すると私達は信じている」など、様々なところで声をかけられます。パレスチナから日本への暖かい気持ちを深く感じています。
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