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>> 調達業務とは 〜品物編〜
JICSがやっている「調達業務」って、いったいどんなことをいうの?
JICSが関わっているODAは、
国民のお金が元になっているので、色々なルールがあるんだ。
だから、JICSがやっているのは、「ODAのルールに従って、物品・サービスをとりそろえる仕事」ってことになるね。
実際にどうやって「調達」するのか、お米を例にとって見てみよう。
A国からお米が不足していて困っているので助けて欲しいという連絡が日本に届くと、日本国政府は検討・審査を行い、必要性が認められれば、A国に対して、お米を調達するための資金をあげることを決定します。
A国に資金が贈られます。
JICSでは、どんなお米(種類)を、どのくらい(分量)買って、いつ(時期)届くようにするかを、お米を受け取るA国の政府やその他の農業関係者との話し合って決めます。この時に、現地の保管設備や環境、A国の食料事情や食習慣などについてよく理解することが重要です。
また、A国の食糧不足が深刻であっても、単純にお米をたくさん送ればいいというわけではありません。現地でお米を生産している人や販売している人などの農業関係者が困らないような配慮が不可欠です。
次にいくら(値段)で誰から買うか(購入先)についてODAのルールに沿って決定します。
ODA資金で買う物は、いわば日本から相手国への贈り物です。どれでもいいから安いものを選ぶというわけではなく、日本からの贈り物としてふさわしい品質を確保することも重要となります。
B社によりお米の準備ができ、船に積む準備が出来たら、船積み前に、お米が契約通りの状態かを確認をします。
お米を輸送し、A国の港に着いたら、問題なくお米が届けられたか、再度検査を行います。
A国の目的地についたら、A国政府にお米を引渡します。
お米以外にJICSは今までどんなものを調達したの?
綿花や鋼材といった原材料からトラクターなどの農業機械、コンサートホールの音響システムや電子顕微鏡などのハイテク機械、ポリオワクチンや医療品と幅広い品物を送付しているんだ。
ここに出てくるのはJICSが調達した品物の一例です。
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