日本小型武器対策支援チーム(JSAC)
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WDPプロジェクト(平和のための小型武器削減と開発プロジェクト)Weapons Reduction and Development for Peace Project)
JSACは第1フェーズ期間中それぞれの対象地域で、州・郡・コミューン・村レベルでワークショップを開催しました。
第1フェーズにおいて、JSACは合計1,022回のワークショップを行い、ワークショップに参加した人は延べ93,598人に上り、
対象地域住民から11,662丁の小型武器が供出されました。
また、JSACはすべての小型武器が供出されたと判断される地域に開発を支援しています。
このうち2004年には、多くの武器が自発的に提出されたシェムリアップ州の2郡に道路と学校が完成しました。
JSACは、州レベル・郡レベル・コミューンレベル・村レベルで何度も繰り返しワークショップを実施し、参加した人々に小型武器の危険性や、違法性、平和な社会のメリットなどについて教育活動を実施しています。 JSACワークショップの様子
武器の引渡し
小型武器を供出する住民。回収された武器は、小型武器破壊式典で焼却されるまで、警察の管理下で厳重に保管されます。

2004年6月にWDPプロジェクトで改良された11kmのラテライト道路。


2004年7月撮影
新たに建設された小学校
2004年8月、シェムリアップ州バンテイスレイ郡にWDPプロジェクトで建設された学校。
学校にはトイレも完備され、衛生面での改善も図られました。

2004年6月〜9月にかけて、JSAC、カンボジア内務省、カンボジアNGOの3者が協力し警察トレーニングが行われました。
トレーニングの中では、日本の交番システムについてのレクチャーも行われ、出席した警察官が人権・警察の職務について理解を深め、治安維持の能力が向上することが期待されています。

警察トレーニングの様子
警察物資支援の引渡し 2005年7月18日〜20日、シェムリアップ州・オダーミンチェイ州・バンテミンチェイ州各警察への、物資支援の引渡しが実施されました。
JSACから各州警察に支援された物資は、地域の治安を守るうえで、実際の捜査や日々の警察業務で必要となるオートバイ・自転車・トランシーバー・テープレコーダー・カメラ・文房具などです。これらの支援は、平和を守る警察のキャパシティの一層の向上に寄与するでしょう。JSACの対象地域において、小型武器回収と警察のキャパシティの向上を通じ、さらなる平和の実現が期待されます。

小型武器破壊プロジェクト(Weapons Destruction Project)

2005年9月26日、シェムリアップ州アンコールチュム郡にてJSAC設立以来7度目となる小型武器破壊式典が開催されました。今回の式典は、JSACの第一フェーズの活動の成果として対象州3州のから代表を招待し、JSACが支援した開発物の引渡式も行われました。また、郡知事によるガンフリー宣言も行われ、自分達が住む社会にこれ以上の銃が存在しないことを宣言し、平和な社会への転換を決意しました。
この式典では、3,430丁の小型武器が破壊されました。

小型武器の焼却
焼却の準備
2005年3月13日、シェムリアップ州アンコールチュム郡にてJSAC設立以来6度目となる小型武器破壊式典が開催されました。1,408丁の小型武器は完全に焼却破壊され、二度と使用できなくなりました。

2005年2月3日バンテミンチェイ州都スレイサフォアンにて、JSAC設立以来5度目となる小型武器破壊式典が開催されました。破壊された武器は1,422丁で、すべてJSACのWDPプロジェクトによって回収された小型武器です。

武器焼却の様子

小型武器管理・登録支援プロジェクト (Safe Storage and Registration Project)
州警察本部敷地内に建てられた武器保管庫の様子
2004年10月、州警察が武器を管理するための倉庫がバンテミンチェイ州およびオダーミンチェイ州に完成しました。
12月14日のオダーミンチェイ州サムラオンで行われた小型武器破壊式典の際にこの倉庫の引渡式も同時に行われました。
このプロジェクトでは、不適切な保管や管理による小型武器の流出を防ぎ、周辺地域の治安維持を目的としています。


今回建設された倉庫および登録に必要な事務機器、データベースソフトウェアの供与により、適正な小型武器の管理と保管が可能になります。

武器管理用コンピューター・システム
錠付き武器棚
これまで州警察により乱雑に保管されていた小型武器は、整然と並べられ鍵をかけて厳重に保管されるようになりました。


意識向上プロジェクト(Public Awareness Project)
2005年7月9日の国連「小型武器の日」に向けた意識向上キャンペーンをプノンペンで行いました。
カンボジアで小型武器対策法が発効したため、許可なくして小型武器を保有することの違法性・処罰の内容について書かれたリーフレットをJSACのステッカーと一緒に配布しました。

JSACスタッフが小型武器対策法の内容について説明しながらリーフレットを配布すると、住民から次々と質問の声が上がり、住民の小型武器問題に対する関心の高さがうかがえました。
また、ステッカーは住民の交通手段であるシクロやトゥクトゥクにも貼られ、運転手だけでなく利用者の目にもとまり、武器法違反を抑止する効果が期待されます

小型武器対策法について説明するJSACスタッフ
平和絵画コンテスト
シェムリアップ州アンコールチュム郡、ドン・オウブ小学校で開催された平和絵画コンテストの様子。60人の生徒たちに武器の恐ろしさを知ってもらうためにビデオ上映や実際の被害者の体験談を行い、子供だけでなく子供の親にも武器の危険性をアピールしました。

JSACが作成したこれらのポスターは、主に対象地域で掲示され、住民に武器の供出を呼びかけています。 武器ポスター
プノンペン空港前JSAC看板 2005年3月、プノンペン国際空港前に看板が完成しました。この看板は地方へ向かう国道沿いに建てられており、プノンペンを訪れる外国人だけでなく、地方へ行く人、また地方から来る人に対して「武器に"No"と言おう」というJSACのメッセージを伝えています。



2004年8月、オダーミンチェイ州・バンテミンチェイ州で「武器はもういらない」というスローガンを表した看板が完成しました。人通りの多い場所に建てられた看板は、JSACのメッセージを現地の人々に伝えています。


オダーミ3州に設置した看板


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