日本小型武器対策支援チーム(JSAC)
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WDPプロジェクト(平和のための小型武器削減と開発プロジェクト) 
Weapons Reduction and Development for Peace Project) (>WDPプロジェクト概要へ)
バッタンバン州・コンポントム両州における武器回収活動は2008年1月にて終了しました。JSACスタッフは対象地域の各コミューン(郡と村の間にある行政組織)長を訪問する活動を展開しました。

各コミューン長に、武器の違法性や悪影響を再度説明し、住民が武器を所有していないかどうか確認します。武器が所有されていないと確認された場合は「平和宣言」に署名をしてもらいます。この「平和宣言」を署名することで、各コミューン長は、そのコミューンが武器の違法な所持を拒否し、この問題に責任を持って取組んでいくことを宣言します。


(写真:コミューン長に説明するJSACスタッフ。写真入りの資料を使い、JSACの活動結果についても分かりやすく説明します。)
対象地域バッタンバン・コンポントム州の警察の治安維持能力強化のため、無線機材の支援を現在準備中です。(写真:州警察の既存機材を確認するJSACスタッフ)

このような警察物資支援は、警察トレーニングと併せ、治安の向上をはかることで、住民が「武器はもう要らない」と感じる環境を整備するために行われます。
2007年2月26日から3月22日にかけて、コンポントム州バライ郡にて、JSACの小型武器に関する意識向上ビデオの野外上映を行いました。
バライ郡は、治安が悪く、銃を使った強盗も多い地域です。JSACは、その郡内全てのコミューンにて、住民から要請の高かった意識向上ビデオの野外上映会の巡回を始めました。ビデオでは、武器法についての説明のほか、武器の危険性について考える題材となる小話などが含まれています。

娯楽の少ない同郡では、大きなスクリーンとスピーカーを用いた野外上映会は好評で、数百人が毎回参加しました。JSACスタッフは、地元警察や行政(村長など)と協力して、ビデオ上映の後、小型武器の違法性・危険性などについて説明や住民との話し合いを行っています。

このようなコミュニティーレベルでの意識向上活動によって、違法武器の回収が進み、武器に対してコミュニティー全体が拒絶できるような雰囲気・文化が培われる事が期待されます。

JSACビデオの野外上映会
埋蔵武器庫から発掘された武器 2007年2月、バッタンバン州サムロット郡にて、埋蔵武器庫に関する情報がJSACに寄せられ、JSACはその発掘作業を支援しています。
カンボジア地雷除去センター(CMAC)の協力を得て、警察関係者らが発掘に当たり、2月26日現在、391丁の銃が安全に発掘・保管されました。
(右写真:発掘された銃)

戦時中に隠された武器の所在について、JSACや関係当局に情報が寄せられることは、住民−地元政府・警察−JSACの間で、信頼関係が築れていることの表れでもあります。このような信頼関係は、平和で安全な社会を築き上げる基盤となっていきます。
2006年10月からバッタンバン・コンポントムの2州にて実施していた警察トレーニングが1月に終了し、修了式が両州にてそれぞれ開催されました。州(副)知事・州警察長官の出席の下で、計454名の警察官が修了証書を受け取りました。

15年以上、警察に勤務していても、研修は1度しか受けた事がないという警察官も多くいました。それぞれ現場に戻ってから、地域社会の治安の改善・地元住民との信頼関係の構築に、今回得た知識・技術が活かされる事が期待されます。
警察トレーニング修了式
バッタンバンで発掘された弾薬・爆発物 2006年11月15日から、バッタンバン州サンポウ・ルン郡にて、クメール・ルージュが埋めた弾薬・爆発物の発掘作業を、カンボジア地雷除去センター(CMAC)・地方政府と協力して実施しています。現段階で2,362個の弾薬・爆発物が安全に除去されました。

JSACワークショップに参加した住民らが、呼びかけに応じて地方当局に武器情報を通報したことが、発掘につながりました。今年JSACの啓蒙活動・支援により、除去・回収された埋蔵武器はこれで8箇所になります。
 2006年11月13日から、バッタンバン州・コンポントム州でJSACのラジオCMの放送を開始しました。3分半の番組が、今後4ヶ月、一日5回放送され、人々に小型武器や武器情報の供出を促すことになります。
2006年10月から「信頼醸成ワークショップ」を、下記の「村レベルワークショップ」と平行して実施しています。バッタンバン州、コンポントム州あわせて41回のワークショップを予定しています。

このワークショップでは、住民・警察・地方政府の関係者が共に治安・武器問題について話し合い、更なる信頼関係の構築を目指します。警察等に対する住民の不信感が強い中、JSACは、このような信頼関係は地域の安全と平和の定着のためには不可欠だと考えています。
信頼醸成ワークショップの様子
警察トレーニングの様子 2006年10月16日、バッタンバン・コンポントムの両州における警察トレーニングが開始されました。2007年1月までに、各郡・コミューン配属の警察官計454名が、内務省研修部とカンボジアNGOから、それぞれ11日間にわたるトレーニングを受ける予定です。
「グッド・ガバナンス」「警察の任務・職務」「地域社会における警察」「日本の交番システム」などについて学ぶことで、警察官の意識と能力が向上し、住民との信頼関係の改善や治安の向上を目指します。

結果として、住民が「自衛のための武器はもう必要ない」と感じ、更に自主的に武器を供出するようになることが期待されます。
2006年5月から始まった村レベルのワークショップの様子です。一日をかけて、各村で住民に小型武器の危険性や違法性などをパートナーNGOが説明します。また、保有している小型武器の供出や情報提供も促しています。ワークショップには警察も参加し、住民が武器を持参した場合は、責任を持って警察署まで持ち帰り、破壊処分されるまで保管します。


ワークショップは各郡にて開催され、遅いところは来年の3月まで続く予定です。左の写真はバッタンバン州アンロンレン村でのワークショップの様子です。
村レベルワークショップの様子
バッタンバンで発掘された弾薬・爆発物 2006年6月13日から29日にかけ、バッタンバン州バヴェル郡にて、弾薬と爆発物の発掘・除去作業がJSAC、地元警察、カンボジア地雷除去センター(CMAC)、地元行政とNGOとの協力の下で行われました。内戦時代に埋められた弾薬4,148個と爆発物360個が安全に発掘・処理されました。

これらの埋蔵武器についての情報は、今年バヴェル郡にて行われたJSACのワークショップに参加した住民によって提供されました。発掘場所の一部は農地と住宅地に当たります。

2006年6月5日から11日にかけて、バッタンバン州バッタンバン市にてカンボジア地雷除去センター(CMAC)、地元警察と共同で市中心部の建設現場から1,956丁の小型武器と大型の弾薬1個を回収・除去しました。

また、6月2日から6日の間にも、同州プノンプルク郡において弾薬と爆発物の除去作業がJSAC、CMACと警察合同で行われました。2,473個の弾薬と2個の爆発物が農地から取り出され、CMACによって処理されました。

これらの武器・弾薬が発掘されなかった場合、弾薬が爆発し、多数の負傷者が出た事も予想されます。同州には、このような武器・弾薬がまだ多く残されていると考えられており、住民の安全を脅かしています。

>プレスリリース
バッタンバンで発掘された大量の小型武器
バッタンバンで発掘された弾薬 2006年5月29日から6月1日にかけて、バッタンバン州エクプノン郡にて地雷除去機関(CMAC)と地元警察と合同で、弾薬・爆発物の除去・処理作業が行われました。合計680個の弾薬・44個の爆発物がCMACによって住宅地域から取り除かれ、安全に処理されました。

これらの弾薬・不発弾は車ではアクセスができないところに残っていたり埋められていたりしたため、除去・処理が難しく、現在まで放置されていました。今回も村レベルでのワークショップで小型武器についての情報提供を呼びかけた結果、これらの情報がもたらされ、合同チームで除去・処理にあたりました。
2006年3月29日にから4月8日にかけ、バッタンバン州サムロット郡にて大量の小型武器が発見されました。
JSACはこの地域で、小型武器に関する意識向上ワークショップを実施しています。このワークショップに参加した村長が、以前より不審に思っていた現場について警察に連絡し、関係者が協力して調査・発掘にあたった結果、計2,482丁の武器が発掘されました。

バッタンバンの埋蔵武器
これらの武器は住民の協力のもと、安全な場所に輸送・保管され、後に破壊処分されます。  
この地域は内戦中、各勢力の基地や武器供給ルートとして利用されており、未だに多くの武器が残されている可能性の高い地域です。
バッタンバンの埋蔵武器の発掘作業
  ワークショップでの地雷の説明


バッタンバン州のコミューンでのワークショップの様子です。住民・地方政府関係者のほか、警察官や僧侶、地雷除去関係者なども参加します。(2006年4月24日)
ワークショップには地雷除去機関(CMAC)他にも参加してもらい、地雷や不発弾の危険性を丁寧に説明します。
コミューンレベルのワークショップの様子
2005年10月下旬、郡レベルのワークショップを開始しました。郡政府関係者、警察、軍関係者、コミューン政府関係者、僧侶、NGOなど、地域のリーダーとなる人々が集まり、小型武器の危険性や違法性を伝え、小型武器の供出を促しています。 郡レベルのワークショップの様子
警察ワークショップの様子 10月下旬、州レベルのワークショップに続いて、警察向けのワークショップを行い、州警察の幹部や、郡警察長官・副長官などが参加しました。

このワークショップは、今後JSACが活動していく上での協力体制の構築、小型武器問題と武器法への理解の促進を目的としています。

10月中旬、プロジェクトの第2フェーズ開始にともない、バッタンバン州、コンポントム州において州レベルのワークショップを行いました。

州知事をはじめ、州政府関係者に対してJSACの活動の目的・アプローチなどを説明し、協力関係を明確にしました。このような会合は、今後のプロジェクトの円滑な実施には不可欠なものです。
州レベルのワークショップの様子
メディアワークショップの様子 10月中旬、バッタンバン州・コンポントム州において、地元メディアを対象としたワークショップを行いました。ワークショップでは、小型武器の危険性、小型武器法について説明を行い、小型武器問題へのメディアの理解と参加を促しました。

小型武器破壊プロジェクト(Weapons Destruction Project) (>小型武器破壊プロジェクト概要へ)
NEW 2007年9月19日、バッタンバン州にて、JSAC支援による最後の小型武器破壊式典が開催されました。JSACプログラムの対象州5州(バッタンバン・コンポントム・シェムリアップ・バンテミンチェイ・オダーミンチェイ)より、回収された武器など6,613丁が、ソーケーン副首相兼内務大臣と篠原勝弘在カンボジア日本国大使によって点火されました。

また、集まった大勢の住民の前で、州内郡知事による「平和宣言」がなされ、今後、平和で安全な武器のない社会を維持する責任を、各郡が担うことが宣誓されました。
>プレスリリース
2007年5月24日、コンポントム州コンポントム市にて、JSAC支援としては同州2回目の小型武器破壊式典が開催されました。晴天の下、2,428丁の小型武器に火がつけられ、破壊されました。その内、1,918丁はコンポントム州の住民が、JSACの活動の中で、自発的に供出したものです。

今回の破壊式典には、コンポントム州知事(写真右から3番目)の他、ASEAN小型武器ワークショップ(5月22〜23日、プノンペン)に出席した各国からの代表も参加しました。

この式典は、カンボジアで開催された53回目の破壊式典となり、206,122丁の武器がカンボジア政府によって破壊されたことになります。

>プレスリリース
2006年8月23日、バッタンバン州バッタンバン郡にて、小型武器破壊式典が開催され、6,672丁の小型武器が破壊されました。これらは全て、上記のWDPプロジェクトを通じて同州で住民らが供出したり、発見された武器です。

式典には、カンボジア王国ソーケーン副首相兼内務大臣と高橋文明在カンボジア日本国大使が出席し、約3,000名の参加者の前で武器に点火しました。
>プレスリリース
バッタンバン州での武器破壊式典
コンポントム州にて焼却破壊される武器 2006年6月15日、コンポントム州コンポントム市にて、同州における初めてのJSAC支援による小型武器破壊式典が開催されました(主催:内務省)。州政府、内務省・警察、軍関係者らと共に、多くの住民が1,273丁の小型武器が焼却される様子を見つめました。これらの武器は全て、JSACの活動期間中に住民が自発的に警察に供出した武器です。

村長に声をかけられ、参加したという初老の男性は、「初めてこのような式典に参加しましたが、非常に印象強いものでした。あのように武器がなくなることは、とてもよい事です」との感想を残しました。
>プレスリリース
2006年3月4日(土)、バッタンバン州バッタンバン郡にて、JSAC第2フェーズ開始以来初となる小型武器破壊式典が開催され、1,853丁の小型武器が破壊されました。
式典には、カンボジア王国ソーケーン副首相、高橋文明在カンボジア日本国大使をはじめとし、同国内務省、州政府、警察、軍関係者、NGO代表、地元メディアのほか、多くのの住民が参加し、目の前で焼却破壊される小型武器を見守りました。

>プレスリリース
バッタンバン州での武器破壊式典

小型武器管理・登録支援プロジェクト (Safe Storage and Registration Project) (>武器管理・登録プロジェクト概要へ)
NEW 2007年9月30日-10月6日の間、カンボジア国家警察の幹部2名が日本警察の視察を行いました。2名は、日本の銃器管理や交番活動について、警視庁・岐阜県警職員に丁寧に説明を受けた後、現場を視察しました。
2007年6月、バッタンバン・コンポントム州警察の武器管理用コンピューター・システムの調達が完了しました。ソフトウェア・システム会社の監督の下、各州警察の担当官らが武器登録情報を新しいコンピューターに移行させました。今後は、同州の武器登録情報は、このコンピューター・システムを用いて一括管理されます。
2007年2月、完成した武器保管庫への武器の搬入・保管作業が終了しました。州警察が保有する武器が一本一本、武器情報登録台帳と照会され、清掃のうえ、棚に並べられ錠前付きコードで固定されていきました。

このような厳重な武器管理体制を構築することで、合法武器が違法に流出・流通する事態を防ぐことになります。また、関係者の武器に対する意識が底上げされることも期待されます。
武器保管庫に整然と並ぶ銃
新しい州警察の武器保管庫 2007年1月、コンポントム・バッタンバンの両州警察署にて、武器保管庫の建設が終了しました。保管庫には、州警察が業務上必要とする武器が、規程に沿って厳重に保管されることになります。
2007年1月16日〜25日、武器のコンピューター登録研修が行われ、内務省とコンポントム州・バッタンバン州警察の担当官、計6名が参加しました。

この研修内容に沿って、手記で登録した2州警察の武器情報をデータベースに移行し、今後、武器管理のコンピューターシステム化が行われます。
コンピューター登録研修の様子
武器保管庫建設の様子 2006年9月から、コンポントム州とバッタンバン州において、州警察の武器保管庫の建設が開始されました。州警察が、業務上保有する武器を適切かつ安全に管理・運用できるように、保管庫・ラック(カギ付きの棚)などの建設・調達を行います。

保管庫・機材の準備が終了した後は、各警察官が下記の登録トレーニング内容に沿って、武器の管理・運用を行っていきます。
2006年7月2日〜7月8日と8月6日〜12日、コンポントム州とバッタンバン州にて、州警察を対象とした小型武器登録(マニュアル・レジストレーション)研修がそれぞれ行われました。合計約300名の警察官が1週間の研修を修了しました。2州の州警察が保有する全ての小型武器がまず手記登録され、その後、コンピューター登録研修を経て、コンピューターのデータベースにその情報が移行されます。

このように警察の保有武器の登録・管理を強化することで、武器の違法流出を防ぎ、武器に関する警察の意識向上も図ります。
武器登録トレーニング修了式
武器管理・登録支援プロジェクト開始セミナーの様子 2006年5月3〜4日と9〜10日、コンポントム州とバッタンバン州にて小型武器管理・登録支援プロジェクトの開始式典・セミナーが各々開催されました。州副知事・州警察長官・内務省幹部・JSACスタッフからの挨拶の後、各州の警察武器の管理システム改善を目指すこのプロジェクトにの意義や内容について、州警察スタッフに対して説明が行われました。
2006年3月31日JSACとカンボジア国家警察との間で本プロジェクトに関する協力文書に調印しました。

今後、警察所有の武器を安全に管理・運用できるように、武器保管施設の建設や機材の調達を行い、警察官に対するトレーニングを協力して実施していきます。


このような警察の武器管理強化支援は、決して警察当局の動員力の強化を目指すものではありません。警察組織には、脆弱な武器管理庫しかないだけではなく、内戦中の武器に関する扱い・感覚が残っており、その結果として被害を受けるのは住民らです。警察の武器管理強化は、住民らの直接的な安全に貢献し、平和な社会への転換を促すことになります。
JSAC-国家警察との協力文書調印式
武器保管の様子
2006年1月15〜23日までコンポントム州にて、1月25〜2月11日までバッタンバン州にて、警察が所有する治安維持に合法的に必要な武器について、現状を調査しました(左写真は現在の武器保管の様子)。

JSACは今後、合法的に必要な武器について、より安全に保管・運用ができるよう、実行可能調査をもとに武器保管庫の建設・ラックの取付、警察担当者への必要なトレーニングなどの実施を予定しています。


意識向上プロジェクト(Public Awareness Project) (>意識向上プロジェクト概要へ)
NEW 2007年10月9日、バッタンバン州にて、回収・焼却破壊された武器で作られた平和モニュメントの引渡式を行いました。住民より回収され、公開で破壊された武器2,377丁が、カンボジア人アーティストらの手によりカンボジアの伝説の竜「ナーガ」に生まれ変わり、公園に設置されました。
>プレスリリース

(製作協力:イギリスNGOの
Development Technology Workshop
アート・コーディネーターのサシャ・コンスタブル氏)
NEW 2007年9月27日、コンポントム州にて、回収・焼却破壊された武器で作られた平和モニュメントの引渡式を行いました。コンポントム州で住民より回収され、公開で破壊された武器1,000丁が、カンボジア人アーティストらの手により芸術に生まれ変わり、公園に設置されました。
>プレスリリース

(製作協力:イギリスNGOの
Development Technology Workshop
アート・コーディネーターのサシャ・コンスタブル氏)
2007年7月27日〜28日に、プノンペン市内の高校6校にて、カンボジアNGOのWorking Group for Weapons Reduction (WGWR)と合同で、小型武器教育イベントを実施しました。

教育省・各校・大学生ボランティアの協力を得て、内務省の武器管理担当官などが小型武器問題や武器法について分かり易く説明しました。生徒たちはゲームなども楽しみながら、小型武器問題について学び、考えました。
2007年7月2日より2週間、国連小型武器の日(7月9日)に合わせ、プノンペン市内大通りにて、23本の反小型武器バナーを設置しました。多くのプノンペン市民が、「武器に『ノー』と言おう」というスローガンを通勤・通学途中に目にしました。 プノンペン市内に設置した反小型武器バナー
平和モニュメントの材料となる武器 2007年2月より、JSACプロジェクトを通じて回収・破壊された武器を用いて、平和モニュメントの制作を開始しました。カンボジアらしいデザインのモニュメントを、カンボジア在住のアーティストらが作り上げ、バッタンバン、コンポントムの両州の公園にそれぞれ平和の象徴として設置する予定です。

写真は、モニュメント材料として取り分けられた武器を運ぶ様子です。全て、上記WDPプロジェクトで住民から回収され、武器破壊プロジェクトで破壊焼却された武器です。


>プレスリリース
2006年11月4日〜6日、カンボジアでは「水祭り」のお祝いがあります。全国各地・各団体のボートがプノンペンのトンレ・サップ河に集まり、レースが行われます。この祭りには地方から大勢の見物客が集まり、プノンペン市の人口は倍に膨れ上がります。

JSACは小型武器対策に取組んでいる内務省・国防省のボートチームに反小型武器のメッセージ入りのTシャツを着用してもらい、多くの観客にアピールしました。
内務省の水祭りTシャツ絵柄
日本の中学生宛に絵手紙を書く生徒たち 2006年7月17日、下記同様「国連小型武器の日」(7月9日)に合わせ、プノンペン市内の中学校で平和教育・国際交流のイベントを開催しました。
13、14歳の生徒を対象に武器に関する啓蒙クイズなどを通し、平和と暴力について考えてもらいました。
また、日本の中学生から送られてきた手紙を受け取り、お返しの手紙・絵を一生懸命書いてくれました。
2006年7月、「国連小型武器の日」(7月9日)に合わせ、プノンペン市内で小型武器キャンペーンを行いました。中学・高校、市場、ショッピングセンター、公園やディスコなど市民が多く集まる場所に50枚のバナーを設置し、今後一ヶ月掲げます。
また、同月6日・7日には、市場などで反小型武器のステッカーやポスターを配布・掲示すると共に、武器法についてのチラシも配布し、説明しました。
プノンペン市内に設置した反小型武器バナー
JSAC看板
2006年4月〜5月、コンポントム州・バッタンバン州内21郡に、写真のような看板を設置し、住民に「Say "No" to Weapons (武器に「ノー」と言おう)」とよびかけています。

国家委員会プロジェクト(National Commission Support Project) (>国家委員会プロジェクト概要へ)
「武器、爆発物および弾薬管理改革のための国家委員会(National Commission for the Reform of Weapons, Explosives and Ammunition Management)」の活動として、JSACが支援していた武器法セミナーのうち、国防省職員対象分が2007年6月に終了しました。10回のセミナーで、2,398名の軍関係者が武器法や小型武器問題について学びました。
「武器、爆発物および弾薬管理改革のための国家委員会(National Commission for the Reform of Weapons, Explosives and Ammunition Management)」の活動として、JSACは全国の州・特別市と軍司令部にて、計23回の武器法セミナー開催を支援することなりました。

2007年2月から、全国の内務省/警察、国防省、地方行政関係者に対し、武器法の内容を周知徹底することで、その効果的実施の促進が期待されます。

武器法の詳細についてはこちら
武器法セミナー(シエムリアップ)
武器法セミナー開会式(国防省) 写真(上)は、シエムリアップ州にて、内務省スタッフが実施した武器法セミナー。地方行政関係者や警察官ら261名が2日間の武器法セミナーに参加しました。

写真(左)は、バッタンバン州にて、国防省が実施した武器法セミナー。国防省関係者が、武器法などの武器に関する規定・法律について学びました。

2006年10月、国家委員会支援の一環として、国防省の職員を対象とした、武器法に関するポスター作成支援を行いました。これらのポスターは全国の国防省関連施設に掲示されます。

武器法では、内務省と国防省の両省が武器を合法に保有できると定めていますが、合法武器の違法使用についても厳しい罰則規程が明記されています。
国防省向け武器ポスター
武器法ポスター 2006年9月、国家委員会のためのポスター作成支援を行いました(左図)。

このポスターは、国防省対象の上記ポスター同様に、武器法の各規程を分かりやすく説明しています。これらのポスターは、全国の行政・警察関係施設に掲示され、行政当局職員や一般市民に広く、武器法を知らしめることになります。


Agent Agreement締結
案件監理契約の調印式
本プロジェクトの第2フェーズ実施のため、日本政府からカンボジア政府に対し、約4.7億円の平和構築無償支援が供与されることを受け、日本国際協力システム(JICS)が案件監理機関として2005年2月9日、カンボジア内務省と案件監理契約を締結しました。

日本からは日本国際協力システム(JICS)久保人事室長が、カンボジアからは内務省次官H.E. Em Am Samが出席し、カンボジア内務省にて調印式が行われました。
JSACは案件実施機関として、プロジェクト(第2フェーズ)を実施しています。




第1フェーズの活動についてはこちらをご覧ください。

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