国際協力団体オックスファム・ジャパンが主催している「オックスファム・トレイルウォーカー・ジャパン」は、4人1チームで48時間以内に小田原から山中湖までの100kmの道のりを完歩することを目指すウォーキングイベントです。本イベントは単なるウォーキングイベントではなく、自身の体力と気力への挑戦と共に、参加者が寄付金(1チーム12万円以上)を集めて国際協力に貢献するという挑戦も含まれており、集められた寄付金はオックスファムが実施する貧困削減を目的とした様々な活動に役立てられます。
JICSではNGO支援事業を実施しており、この事業の改善策を検討する過程で、このイベントを知った職員が参加を決意して寄付金を募り、今回初めて1チームが参加しました。
このイベントの特徴は、参加者が途中数箇所あるチェックポイントでいろいろなサポートを受けられることです。そのため、各チームのサポートメンバーが参加者のためにチェックポイントで必要な荷物・食事の準備や、マッサージなどのサポートを行います。そしてこのサポートのおかげで、参加者の負担は大幅に軽減し、本格的な登山経験者に限らずゴールを目指すことができるのです。JICSの参加者は初挑戦でなれない部分もあり、2日間不眠で歩いた者や途中疲れや寒さなどから意識がもうろうとした者もいましたが、サポートメンバーやツイッターによる同僚からの応援にも励まされ、無事、全員で制限時間内にゴールすることができました。
参加者はみな、達成感と共にサポートメンバーや応援してくれた仲間への感謝やつながりを強く感じたとのこと。今後は今回の経験を業務に活かすとともに、いつかJICSでもこのようなイベントを開催したいと考えている参加者もいるようです。