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イラク緊急無償 タジ・ガスタービン発電所復旧計画、モスル・ガスタービン発電所復旧計画 お問い合せ English サイトマップ 文字表示標準 文字表示縮小 文字表示拡大
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プロジェクトの背景

 タジ・ガスタービン発電所は2.5万キロワットのガスタービン発電機7台を所有し、人口500万人を超えるバクダッド市の人々の生活を支える重要な発電所の一つとなっています。また、バグダッドの北約400kmに位置するモスル・ガスタービン発電所も、合計12基のガスタービン発電機(総出力240メガワット)を所有しており、イラク第二の都市であるモスル市に電力を供給する重要な発電所です。しかし1970年代の運転開始から30年が経過し設備の老朽化が進んでいたことに加え、1991年に発生した湾岸戦争などの影響もあり改修に必要な機材や予備品が調達できない状況が続いたため、2004年当時、発電量は当初の2割程度まで落ち込んでいました。そのため、近年、バグダッドやモスル周辺の電力不足が深刻となり、近郊に位置する発電所の復旧が喫緊的な課題となっていました。そこで、イラク電力省は、タジ・ガスタービン発電所とモスル・ガスタービン発電所の緊急復旧のために、必要な資金援助を日本政府に要請してきました。これを受け日本政府は、タジ・ガスタービン発電所向けとして約73億円、モスル・ガスタービン発電所向けとして約46億円を緊急無償資金協力として実施することを2004年9月に決定しました。

プロジェクトの概要

<タジ・ガスタービン発電所>
  • 既設発電プラント(2号機、3号機、5号機)の撤去と解体・整備
  • 新規に発電プラント(2号機、3号機、5号機各2.5万キロワット)を設置
  • 発電所の運転・保守のための初期トレーニングの実施
※発電プラント1号機、4号機、6号機については、UNDP(国連開発計画)を通して日本の援助資金(25,891,000米ドル)により、同様に改修工事が行われた。
(写真)
完成後の発電プラント5号機
(2007年9月)
(写真)
完成後の発電プラント2号機および3号機全景
(2007年7月)

<モスル・ガスタービン発電所>
  • 既設発電プラント(1号機と3号機)の撤去と解体・整備
  • 新規に発電プラント(1号機と3号機、各2.5万キロワット)を設置
  • 発電所の運転・保守のための初期トレーニングの実施
※発電プラント2号機および4号機については、UNDP(国連開発計画)を通して日本の援助資金(17,585,000米ドル)により、同様に改修工事が行われた。
(写真)
プロジェクト実施前の発電設備
(2007年1月)
(写真)
設置された発電プラント
(2007年11月)

進捗と期待される効果

 タジ・ガスタービン発電所では、日本の支援(UNDPを通した支援も含む)により、地域の一般家庭約7.5万世帯(約37〜45万人分)に配電ができるまでに復旧しました。また、モスル・ガスタービン発電所でも、同様に本プロジェクトとUNDPを通した支援により、一般家庭約5.0万世帯(約25〜30万人分)に配電ができるようになりました。この結果、周辺地域では安定的かつ効率的な配電が可能となり、地域住民の生活環境が改善されました。

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