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プレス・リリース
関係者各位
JSAC-PR-01
2003年6月16日

日本小型武器対策支援チーム(JAPAN ASSISTANCE TEAM FOR SMALL ARMS MANAGEMENT IN CAMBODIAJSAC)活動開始

 カンボジア国では内戦終結後も小型武器を使用した犯罪が多発しており、同国における平和構築・社会情勢安定化の大きな妨げとなっています。このため、カンボジア国政府は日本国を含め国際社会からの支援を得ながら、小型武器にかかる問題の解決を最優先的に取り組んできました。

 このような状況のなか、「カンボジアにおける平和構築と包括的小型武器対策プログラム」の実施を目的に、日本国政府からカンボジア国政府に対し紛争予防・平和構築無償援助が供与されました。

同プログラム実施のために、カンボジア国政府と財団法人日本国際協力システム(JICS)との間で案件監理契約が締結され、420日に4名の日本人を含む日本小型武器対策支援チーム(JSACJICSによって設立されました。

JSACは日本初の小型武器対策の為の集団であり、日本の平和構築支援分野において重要な役割を担うことが期待されています。JSACは、小型武器の削減を通し、カンボジア国の平和構築に貢献することを目的に、今後以下の4つのプロジェクトを実施する予定です。

1)平和のための小型武器削減と開発(Weapons Reduction and Development for PeaceWDP)プロジェクト

住民が不法に所持している武器の自発的供出を促し、そのインセンティブとして、対象コミュニティーの要望に沿った開発(学校、道路、井戸などの建設)を提供するプロジェクト。このプロジェクトは、北部3州(バンテミンチェイ州、オダーミンチェイ州、シェムリアップ州)を対象に実施する計画です。

2)小型武器破壊プロジェクト

住民から自発的に供出された武器、置き去りにされた武器、使われなくなった武器を、公の場で破壊するプロジェクト。このプロジェクトは、カンボジア内務省の主導のもと、EU ASACなどと共同で実施する計画です。

3)小型武器管理・登録支援プロジェクト

不適切な保管や管理による小型武器の流出を防ぐため、小型武器の管理及び登録を支援するプロジェクト。

4)意識向上プロジェクト

地域住民・政府関係者の小型武器問題に対する理解を進め、意識を高め、カンボジアにおいて小型武器の蔓延を抑止すると同時に、国際社会の小型武器問題への意識を高めるためのプロジェクト。このプロジェクトは、NGOと共同で実施され、市民社会の行政能力向上(キャパシティー・ビルディング)も目的のひとつとしています。




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