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スリランカ 環境プログラム無償 太陽光発電システムが発電開始間近
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2011年6月2日

(写真)
整然と並んだ太陽光パネル

(写真)
完成間近の管理棟

 長く続いた内戦が終結したスリランカでは、いま、観光、農業、工業などのあらゆる分野の経済が活気づき、電力の需要が高まってきています。

 その一方、スリランカも温室効果ガスの排出削減に無関心ではありません。2016年までに、国内の電力の10%をクリーンエネルギーでまかなうとする計画を立て、積極的に風力発電や太陽光発電の導入に取り組んでいます。

 日本政府はこのスリランカ政府の取り組みを支援するため、スリランカ南部の都市、ハンバントタの郊外に太陽光発電システムを設置する、環境プログラム無償による「太陽光を活用したクリーンエネルギー導入計画」を実施しています。

 JICSはスリランカ政府と調達代理契約を締結し、本プロジェクトの実施機関であるスリランカ国再生可能エネルギー機構に代わり、737.1kWの太陽光発電システムに必要な機材の調達や資金管理を含む案件全体の監理を行っています。

 2009年12月と2010年4月に行われた現地調査の結果をふまえ、2010年7月に入札会を開催、同年8月から実施段階に入り、順次、敷地の造成、機材の製造、輸送、据え付け、管理棟の建設がはじまりました。主にコロンボ事務所を拠点として業務を行うJICSの現地コーディネーターも、現地作業が開始してからは月に2、3回ずつ、片道6時間かけてハンバントタに足を運び、現場での業務の進捗確認や、プロジェクト関係者間の調整に努めてきました。

 プロジェクト開始当初、何もない荒れ地同然だった現場がきれいに造成され、工事開始から約10ヶ月が経過した現在では、およそ15000平米の敷地に3500枚あまりの太陽光発電パネルが設置され、管理棟もその姿を見せ始めています。現在進行中の配線作業と並行して、実施機関関係者への、システムや機材のメンテナンスや操作方法のトレーニングを実施する準備を進めています。

 すべての工事とトレーニングが完了した際には、スリランカの人々に、太陽光で発電されたクリーンな電気が供給されることとなります。

プロジェクト情報
案件名 太陽光を活用したクリーンエネルギー導入計画
交換公文署名日 2009年12月4日
供与(E/N)額 8.60億円
調達代理契約 2009年12月9日
契約相手 スリランカ国財務計画省
実施機関 スリランカ国再生可能エネルギー機構
プロジェクト概要 ハンバントタ市郊外において太陽光パネルの設置および設置した機器の適切な維持管理についての指導
JICSの役割 本プロジェクトの調達代理機関として、施設建設契約の締結など必要なサービスの調達および資金管理を含む案件全体の監理を実施
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