タンザニアではHIV感染者が急増しており、2003年末の感染者数は160万人を超えている。特に、成人人口における罹患率は8.8%と高く、社会経済に与える影響も大きく、同国保健省は対策強化を目指している。かかる状況のもと、同国保健省から日本に対し、HIV予防関連資機材に要する無償資金協力が要請された。HIVテストキット、梅毒テストキット、性感染症治療薬等の機材を調達し、HIV感染の診断、性感染症の治療を行なうことにより、HIV/AIDSの罹患率を低下させることを目的とする。本プロジェクトは2002年から続く感染症対策計画の後継案件である。 |