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カンボジア 平和のモニュメントによせるカンボジアの人々の想い
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 〜魚と竜が訴え続ける平和〜
カンボジア王国 紛争予防・平和構築無償 <平成16年度>

2007年12月26日

(写真)
モニュメント制作現場(プノンペン)

 カンボジアでは、長い内戦がもたらした多量の小型武器の存在が治安を脅かし、平和構築、社会情勢の安定化の妨げとなっています。JICSは2003年4月にカンボジア国内に日本人スタッフを含む小型武器対策支援チーム(通称:JSAC)を発足させ、カンボジアにおける小型武器削減・開発プロジェクトなどのプロジェクトを実施してきました。
 2007年9月、このプロジェクトによってカンボジア全国から集められた武器を材料に用いて、カンボジア人アーティストらの手によって作られた平和を願うモニュメント2基が完成し、同月末にコンポントム州、10月上旬にはバッタンバン州にそれぞれ引き渡されました。

 コンポントム州に引き渡されたモニュメントは、地球を支える魚をモチーフとしています。魚は、コンポントム州の漁業の繁栄や、生命の躍動感を象徴したものです。
 バッタンバン州には、カンボジアの伝説の竜「ナーガ」のモニュメントが引き渡されました。「ナーガ」は水、雨、海、川、力、開発、幸福、クメール精神を象徴しています。「ナーガ」の尾についている鎌は、農業、収穫、先祖の努力と遺産を表しています。伝説の竜「ナーガ」をモニュメントのテーマに選んだ製作者は「バッタンバン州とカンボジア国全体における平和と暴力のない豊かな社会を作る決意を表現した」と語っています。

 引き渡しから2か月が経過し、モニュメントは現地の人々に広く受け入れられています。
 このモニュメントについて、現地の人々の想いを聞きました。
 「JSACのプロジェクトによって作られたモニュメントはとても美しい。世界中の人々は平和を望んでおり、それはカンボジア人も同じだ。モニュメントが武器で作られていることは、カンボジアの平和と安定を表現している。武器は強盗や戦争の原因になる。私たちには武器は絶対に必要ない。」(男性、コンポントム州ストゥンセン地区在住)
 「モニュメントが作られてから、私たちは平和を愛するようになりました。今では武器による犯罪や違法行為はほとんどありません。以前のように移動するときも銃撃を恐れることがなくなりました。」(女性、コンポントム州ストゥンセン地区在住)
 「私たちのコミュニティにこのモニュメントができたことを誇りに思います。モニュメントのことを多くの人に広めていくつもりです。そうすれば、人々はより強く平和のことや、武器のない生活の大切さを理解するようになるでしょう。」(男性、バッタンバン州バッタンバン地区在住)

 平和への思いはカンボジアの人々に深く根付き、広まりつつあります。かつて人々を傷つけ、脅かしていた武器は今、平和を願う魚と竜に生まれ変わり、カンボジアの人々の生活を見守っています。

※JSACの活動内容についてはホームページをご覧ください。 日本小型武器対策支援チーム(JSAC)

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コンポントム州に設置されたモニュメント。地球を支える魚たち。
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バッタンバン州のモニュメントを眺める子どもたち。伝説の竜「ナーガ」に興味津々です。
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モニュメントの前に設置された記念碑にも武器の一部が使われています。記念碑には、日本とカンボジア両国の旗、JSACおよびモニュメントの制作に関わったNGOの名が刻まれています。
(写真)
伝説の竜「ナーガ」の顔。
プロジェクト情報
プロジェクト名 カンボジア王国 紛争予防・平和構築無償<平成16年度>
政府間決定日 2005年1月18日
供与額 4.66億円
調達監理契約 2005年2月9日カンボジア国内務省と調達監理契約(調達代理方式)を締結
プロジェクト概要 カンボジアでは、長い内戦がもたらした多数の小型武器の存在が同国の治安を脅かし、平和で安定的な社会構築の妨げになっている。国際社会は同国の平和構築に対する包括的な対策を実践し、日本政府も2003年4月より「カンボジアにおける平和構築と包括的小型武器対策プログラム」を開始、現在フェーズ2を展開中。
JICSの役割 JICSはプログラム実施を担当する日本小型武器対策支援チーム(JSAC)を組織し、現地に派遣、この活動を監理・支援している。
調達品目 プログラム実施の過程で建設される小学校、交番等施設の建築に必要な資機材や役務の調達、また、意識向上のためのメディア活動等の監理・支援を行っている。
プロジェクト期間 <フェーズ1> 2003年4月〜2005年9月
<フェーズ2> 2005年9月〜2008年1月(予定)
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