2007年8月、インドネシア国バンダアチェ市において3箇所の孤児院が完成し、各孤児院の院長に引渡されました。今回は2箇所の政府系孤児院(Nirmala、Jroh Naguna)と1箇所のNGO系孤児院(Muhammariyah)が完成し、津波被害で孤児になった子供たちもようやく安定した生活が送れるようになりました。
JICSは竣工した建物毎に順次引渡しを行うなど工夫を凝らし、出来るだけ早く子供たちが施設を利用できるように努力をしてきました。孤児院には建物の改修・再建のみでなく、施設内で使用するベッド等の生活に使うもの、椅子・机等勉強に必要なものなども納入し、子供たちだけでなく、お世話をしている院長や先生方にも非常に喜ばれています。
現在も、バンダアチェ市内ではNGO系孤児院(Al-Wasliah)が、またバンダアチェ市の隣のアチェ・ブサール県では2件の政府系孤児院(Aneuk Nanggroe、Bina Netra)が、JICSの監理の下に建設中です。これら三箇所の孤児院でも、順調に工事が進んでいます。早くより多くの子供たちの笑顔が戻ってくるよう、JICS職員一丸となり早期完成に向けて努力しています。