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 〜震災後の医療環境の改善を目指して〜
パキスタン地震復興支援(一般ノン・プロジェクト無償)<平成17年度> パキスタン地図へ

2009年7月22日

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震災直後、全壊したパイマル・シャリフ診療所

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再建されたパイマル・シャリフ診療所

 2005年10月8日に発生した大規模な地震災害に対する復興支援の一環として行われていた、バタグラム県の4つの診療所(パイマル・シャリフ診療所、シュムライ診療所、ラシャン診療所およびパシュトゥ診療所)が2009年5月に完成し、パキスタン側へ引き渡されました。
 本プロジェクトは、北西辺境州政府並びに震災復興庁の要請に基づき、地域医療の改善を目指して診療所建設を行うもので、いずれの施設も耐震設計に基づき建設され、それぞれの施設の運営に必要な医療機器や家具等も調達、納入されました。
 これら4つの診療所はすべて都市部から離れた山間部奥地に位置しており、医師や保健技師などが着任するには住居問題が課題とされていたため、本プロジェクトでは、診療所建設とあわせ同敷地内に住居棟も建設しました。

 地域の住民からは、「これらの診療所が完成したおかげで、簡単な診察や予防接種を受けるために今後は遠路はるばる都市部の病院まで行かずにすむようになった」など、喜びと期待の声が聞かれています。

 JICSは、これらの山間部にある診療所と市街地にある病院施設との連携に基づく包括的医療体制の構築を目指して、バタグラム県で県中央病院を含め20か所の保健施設の建設をすすめています。

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再建された施設内部(パシュトゥ診療所)
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医療機器、機材の搬入
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医療機器の検収
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完工後、関係者間で鍵の引渡しが行われた
(シュムライ診療所)
プロジェクト情報
プロジェクト名 パキスタン地震復興支援(一般ノン・プロジェクト無償)<平成17年度>
政府間決定日 2006年3月13日
供与額 40億円
調達監理契約 2006年3月13日、パキスタン国経済統計省と調達代理契約を締結
プロジェクト概要 2005年10月8日パキスタン北部(アザッド・ジャムー・カシミール地方、ムザファラバード市近郊)で発生したM7.6の大地震で甚大な被害を受けた教育、保健、インフラストラクチャー各分野における施設の復興支援業務。対象地域は北西辺境州バタグラム県。
JICSの役割 本プロジェクトの調達代理機関として、本プロジェクトの実施促進(入札開催、業者契約、納入管理、施設建設進捗管理及び資金管理)を実施。
調達品目 学校(小学校、中学校、高校、短大)再建、医療施設(診療所、病院、仮設手術棟)再建、橋梁再建、医療機材調達
補足:2007年2月15日に口上書の交換により、債務救済無償資金協力未使用金の8.3億円が、先のノン・プロジェクト無償資金協力(40億円)に追加された。
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