JICSはアフガニスタンにおいて同国政府の調達代理機関としての業務を初めとする復興支援を実施していますが、今回、復興支援活動へのアフガニスタン国民の理解促進の一環として、中小規模の新聞社・出版社等いわゆるミニコミ誌に対する助成を行いました。この助成では、アフガニスタンにおいてまさに進行中の様々な復興支援活動の中で、市民に身近な立場でこれらの活動を報じているミニコミ誌等に少額の資金援助を行うものです。
アフガニスタンでは、タリバン政権時代に自由な言論活動が禁止されていたため、現在、出版・報道機関の活動はまさに萌芽期にあります。JICSによるこのような助成が、同国の人々の復興と報道に対する関心の高まりを後押しするものになることを期待しています。
今回はカブール市で活動するミニコミ誌8社より応募を受け付け、選考を行い、女性の地位向上を活動テーマとする「シーラト社」と家族や医療をテーマにしている「ハナワダ・ウィークリー社」の2社を支援することとしました。
2003年11月11日(現地時間)にJICS新井事務局長が助成対象の2社を訪問し、目録を授与すると共に、助成対象者との意見交換を行いました。