マラウイ「第三次中等学校改善計画」の起工式開催

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2015年4月21日

 マラウイ共和国におけるコミュニティ開発支援無償「第三次中等学校改善計画」」の起工式が、2015年4月1日に首都リロングウェ市内にあるムロザ中学校にて開催されました。式典には、マラウイ側からエマニュエル・ファビアーノ教育科学技術大臣、トコジル・チムズ・バンダ初等中等担当筆頭書記官、日本側から西岡周一郎 駐マラウイ日本国大使、徳橋和彦JICAマラウイ事務所長が主賓として参加し、本邦コンサルタント、学校関係者、生徒、地域住民の方々、JICS職員など多くのプロジェクト関係者が参加しました。

 式典に先立ち、ファビアーノ大臣、西岡大使に対し、本邦コンサルタントより案件概要の説明が行われ、次にファビアーノ大臣および西岡大使により記念碑のレンガ積みが行われました。

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ファビアーノ大臣と西岡大使による記念銘板の除幕(左)と記念碑のレンガ積み(右)

 式典は「開始の祈り」でスタートし、生徒による詩の朗読や小劇の披露、地域代表や国会議員の挨拶が行われました。その後、西岡大使がスピーチされ、マラウイ政府の教育強化の取り組みを称賛するとともに、中等学校施設、教員、機材などが不足している同国において、このプロジェクトで新たに11校の施設建設及び機材整備を行う意義を述べられました。また、日本政府が今後もマラウイの発展、特に経済を主導する人材を育成するため、教育分野へ援助する方針であることにも触れられました。

 最後にファビアーノ大臣が、日本の長期支援に対する感謝の意を表明し、このプロジェクトの実施により、就学率の増加だけでなく、実験室や図書館建設により教育の質の向上が期待されることや、マラウイ政府は教育の促進、質の向上を約束することなど述べられました。

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生徒代表による開始の祈り

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西岡大使の挨拶
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ファビアーノ大臣の挨拶

 式典の後には、ファビアーノ大臣や西岡大使に対しTV・ラジオ・新聞などのメディアによるインタビューが行われ、マラウイにおける本案件への期待の高さが示されました。

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メディアによるインタビュー

 本案件により、対象地域での計11校(78教室、3,900人分)の中等学校の新たな建設が行なわれ、中等教育の就学生徒数が向上するとともに、理科実験室(22教室)、図書室(9室)、多目的ホールなど中等教育の実施に必要な施設、及び教育用家具、自然科学の教材・実験用器具が整備され、同地域において良質な教育環境の整備につながることが期待されています。

 JICSは2010年よりマラウイにおける教育分野の3プロジェクトで、マラウイ共和国教育科学技術省の調達代理機関として計14校に上る学校建設に携わってきました。現地では、品質の確保された教室や実験で必要な機材などの整備により生徒数並びに先生の数も増え、生徒や地域住民を含めた関係者に大変喜ばれているとの声を聞いています。また、プロジェクトを重ねていく過程で教育科学技術省やJICAなど関係機関の協力態勢や信頼関係が構築され、よりスムーズにプロジェクトが進むようになりました。

 2014年5月より教育科学技術省の調達代理機関として携わっている本案件でも、これまでの協力関係と信頼関係を生かしつつ、引き続き本案件の援助資金を適切に管理して行くことに努めてまいります。

プロジェクト基礎情報

案件名 第三次中等学校改善計画
供与(E/N)額 17.56億円
交換公文(E/N)署名日 2014年3月17日
贈与契約(G/A)署名日 2014年3月30日
調達代理契約(A/A)日 2014年5月13日
契約相手(調達代理契約) マラウイ共和国教育科学技術省
プロジェクト概要 合計11校の中等学校の整備(教室棟、管理・図書棟、実験室棟、多目的ホール及び教員住宅等の建設。教育用家具、自然科学の教材・実験用器具の調達)
JICSの役割 本プロジェクトの調達代理機関として、援助資金を管理するとともに、施工会社を始めとするプロジェクト推進に必要な役務や機材の調達及びプロジェクト監理を担当する。
調達内容 コンサルタント(施工監理)、学校建設(施工会社)、家具・実験器具(家具会社、商社)
プロジェクトの主な流れ/現状 2014年6月コンサルタントと契約
2014年11月(Batch1)の施工会社と契約、着工
2015年2月(Batch2)の施工会社と契約、3月の起工式開催、着工
今後、家具、実験器具を供給する家具会社、商社の選定手続き等を実施予定
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