モザンビーク 食糧援助
モザンビーク向け食糧援助 調達代理契約締結の様子が現地新聞で報道

2012年6月11日

 モザンビークでは例年発生する洪水や干ばつに加え、食料価格の高騰により、慢性的な食料不足が続いています。モザンビーク政府は食料増産に努めていますが国内需要を十分に満たす量が確保できず、緊急な食糧の援助を必要としています。

 日本政府は、2008年5月の第4回アフリカ開発会議(TICAD IV)において,アフリカ諸国の食料問題等における取り組みへの協力強化を表明しており,毎年食糧援助を実施しています。2012年1月(平成23年度)には、同国に対する米の調達に必要な資金として6.3億円の援助を決定しました。

 JICSは2006年度よりモザンビーク政府の代理人として食糧援助における米の調達や資金管理、また調達された米の配布状況や見返り資金の積み立て状況などをフォローする政府間協議(コミッティ)の事務局業務なども含めた調達代理業務を行っています。

 このたび、2012 年5月21日に同国首都マプトにて、平成23年度食糧援助の調達代理業務を行う契約(調達代理契約)を同国政府と締結しました。現地の新聞社(Jornal o País de Moçambique社)のWEBサイトでは、本プロジェクトについて「日本がモザンビークに1万トン以上の米を援助」と紹介され、セリーナ・ムサー商工省事務次官とJICSのプロジェクトマネージャー 柏崎が調達代理契約締結時に握手を交わす写真も掲載されました。