【JICS NGO支援事業】アジアの障害者活動を支援する会の「ラオスにおけるブラインドサッカー基盤形成事業」で全体練習が開始されました

2015年7月4日

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上の3枚は6月11日の全体練習風景
(パスやトラップの練習等の様子)

 特定非営利法人アジアの障害者活動を支援する会(Asian Development with the Disabled Persons 以下「ADDP」という。)が実施している「ラオスにおけるブラインドサッカーの基盤形成事業」に対し、JICSはJICS NGO支援事業によりその事業費をサポートしています。

 「ラオスにおけるブラインドサッカーの基盤形成事業」では、選手、指導者、審判員やボランティアサポーターの人材育成などによるブラインドサッカーの基盤形成と共に、セミナーや体験会の開催を通じた地域社会の理解向上によるラオスでの障害者スポーツ振興の活性化を目標としています。
今般ADDPより現在の進捗状況をご報告いただきましたのでご紹介します。

 2016年3月にこの事業をスタートしたADDPは、まず現地で活動するために、ラオス教育スポーツ省生涯スポーツ局から活動認可を取得しました。また、ラオス視覚障害者協会やラオス障害者協会にこの事業の説明を行い、賛同や協力を得ることができました。そして視覚障害者の方々には、スポーツへの意識やブラインドサッカーへの関心、生活状況の調査を実施し、関係者との協議を重ねて練習環境のプランニングを行いました。

 その結果、練習場所は参加者の自宅よりあまり離れていないビエンチャン市内中心部のノンチャンサッカー場に決定し、コーチには盲学校教師の方が着任しました。ADDPは公式球5個を購入し、アイマスクやミニゴールなども順次手配しているところです。

 全体練習は6月11日(参加人数16名)、18日(同11名)に実施され(6月22日時点)、そこではブラインドサッカーの基本動作習得やボールコントロール、ドリブルの練習などが行われました。参加者には学生のほかブラインドマッサージや楽器演奏の仕事を持っている方もいて、時間を調整して、参加しています。サッカーの技術を持っている方も多いそうですが、ブラインドサッカーのルールで練習するのは初めてなので、まずは楽しみながら技術を学べるように練習メニューを組み立てているそうです。

 今後は7歳から20歳までの視覚障害の子供達が57人在籍するトンポン盲学校において、毎週土曜日にブラインドサッカーの指導を開始する予定です。

 このほかにも、ADDPは日本ブラインドサッカー協会の初級指導者マニュアルを参考にした指導や指導者の養成、そしてラオス版の簡易マニュアルの作成に取り組んでいます。ブラインドサッカーの広報啓発活動にも力をいれており、練習観覧者向けにブラインドサッカー紹介のチラシを製作し、またラオス語でのブラインドサッカー紹介Facebookのアカウントも開設しました。

 またこうした取組がラオス教育スポーツ省やラオスパラリンピック委員会の理解を得られ、2017年にマレーシアのクアラルンプールで開催されるアセアンパラゲーム(ASEAN Para Games)に参加する方向で調整が進んでいます。

 なお、この事業は日本政府が推進するスポーツを通じた国際貢献事業「スポーツ・フォー・トゥモロー」の公式Facebookで紹介されています。以下のリンクからご覧ください。

  • 「スポーツ・フォー・トゥモロー」の公式Facebookでの紹介ページはこちらからどうぞ
  • ADDPのWEBサイトはこちらからどうぞ
  • ADDPのブラインドサッカー紹介Facebook(ラオス語)はこちらからどうぞ

 JICS NGO支援事業では、開発途上国に対する援助活動を行う日本の中小規模のNGO団体に対し、毎年約10団体程度に事業費用の助成を行っています。

 現在、平成28(2016)年度の支援対象事業を募集しています(申請書受付期間:2016年7月21日(木)〜8月18日(木))。ADDPの「ラオスにおけるブラインドサッカーの基盤形成事業」へ助成を行った「スポーツ振興事業」の支援枠のほか、積極的に環境維持・改善への取組みを支援するため、「環境分野事業」への支援枠も新たに設けました。また、人材育成を目指した団体基盤強化事業への複数年度支援については、支援金額の上限を1年目:100万円、2年目:80万円とし、2年目の支援金額上限を増額しています。さらに活動初期の中小規模団体への支援の一環として、支援対象事業の実施で生じる課題・問題について専門家のアドバイスを受ける機会も設ける予定ですので、関心のある方は「JICS NGO支援事業平成28(2016)年度支援対象事業の募集」のページをご欄ください。

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6月16日の練習の様子(左)と集合写真(右)
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