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内戦が続いていたシエラレオネの政府は、国連シエラレオネミッション(UNAMSIL)の協力を得て、1999年より「元兵士の武装・動員解除および社会復帰計画」を展開し、2002年1月にはカバ大統領より武装解除の完了が宣言されました。しかし、10年にもおよぶ内戦で、国内の主要施設や水道、電気などの設備が破壊され、産業も大きな打撃を受けたために経済は低迷しています。
日本政府は、シエラレオネへの資金協力によってイギリス政府がシエラレオネで展開してきた「社会再統合プログラム」を支援し、シエラレオネの復興に貢献しています。このプログラムでは、元兵士や戦争被害者のニーズ確認、元兵士と住民の和解、農業と水産業の持続的な開発と利用、小規模起業支援、住環境や社会インフラの改善を主な事業としています。
JICSは日本政府から供与された資金の管理を行っています。また、より透明性の高い事業の実施ができるようモニタリングを行い、資金の使用目的やプログラムの効果を確認しています。
2003年9月24日〜10月5日の現地モニタリングでは、JICSの職員2名がイギリス政府およびシエラレオネ政府の職員とともに約20の事業を視察し、全ての事業が適正かつ有効に運営されていることを確認しました。また、各事業が日本政府の協力を得て実施されていることが現地の人たちに十分理解されていることも確認できました。
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職業訓練学校に作られた井戸を利用する住民 |
調達された資機材を使 用して職業訓練学校の木工コースの学生が製 作した机 |
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Rokel川の対岸まで住民や物資を運ぶ渡し舟 |
新学期に合わせて完成した中学校の寄宿舎 |
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