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パレスチナ マルチ案件「ヨルダン渓谷コミュニティのための公共サービス活動支援計画」が完工式を迎える お問い合せ English サイトマップ 文字表示標準 文字表示縮小 文字表示拡大
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パレスチナ地図へ

2012年11月19日

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アル・アウジャ女子中学校においてテープカットをするファイヤード首相と松浦所長

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マルジ・ナジャ村での式典

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アル・アウジャ女子中学校の教室にて

 2012年9月30日(日)、パレスチナ暫定自治政府ファイヤード首相主催でコミュニティ開発支援無償「ヨルダン渓谷コミュニティのための公共サービス活動支援計画」の完工式が行われ、日本側からは松浦対パレスチナ暫定自治政府日本政府代表事務所長、向井JICAパレスチナ事務所次長をはじめ、多くの関係者が参加されました。現在、JICSはパレスチナ自治領内で本案件のほか、コミュニティ開発支援無償「ヨルダン川西岸地区学校建設計画」 、環境プログラム無償「太陽光を活用したクリーンエネルギー導入計画」及びノン・プロジェクト無償の4案件の調達代理業務を実施しています。

 本案件が対象とするヨルダン渓谷地域は、ヨルダン王国と国境を接することから、軍事権及び行政権ともにイスラエルが実権を握るエリアC※1と区分された地域に囲まれており、イスラエルの占領政策の影響を色濃く受け、パレスチナの中でも開発が遅れています。

 本案件はそんなヨルダン渓谷に生活するパレスチナの人々の生活環境を改善し、日本政府が提唱する「平和と繁栄の回廊」※2の構想を実現する基礎となるもので、パレスチナの中央・地方両政府により、ヨルダン渓谷地域の住民全体に提供される公共サービスを「質」「量」ともに向上させることを目的としています。本案件では(1)保健医療サービス及び施設の向上、(2)教育施設の建設、(3)道路の建設及び修復、(4)電力網の修復と増設及び(5)コミュニティセンターの建設等複数分野を支援の対象としていますが(=マルチ案件)、これはコミュニティの女性や青少年あるいは市民組織の代表もJICAの事前調査時に積極的に参画し、ボトムアップ型のプロセスを経て決定されたものです。

 ファイヤード首相もこの地域をいかに開発していくか重要視されており、どんなに小さな案件であっても全て把握されています。今回は、プロジェクトでヨルダン渓谷南部地域に建設されたマルジ・ナジャ診療所及びアル・アウジャ女子中学校を視察され、村人や生徒達と直接語られました。

 式典では、松浦所長が、診療所や学校は国づくりの礎となるものであり、日本国政府としても引き続きパレスチナの人々が自立発展していくための支援を続けていくことを表明されました。

 ファイヤード首相は日本がパレスチナ暫定自治政府発足以来、様々な分野に対し、約1千億円以上の支援を行っていることに言及され、日本国政府及び日本国民に対する感謝の意を述べられました。また、ヨルダン渓谷地域が自立発展していくことがパレスチナにとって非常に重要であることを強調されました。

 アル・アウジャ女子中学校では女子生徒達が一生懸命勉強しており、パレスチナの将来を担う少女達の力強いまなざしが印象的でした。

※1:パレスチナは、管轄権の帰属によって区分(A、B、C)されています。エリアAはパレスチナが行政、軍事両方を管轄している地域、エリアBはパレスチナが行政を管轄、軍事はパレスチナとイスラエルが共同で管轄している地域、エリアCは行政軍事ともにイスラエルが管轄する地域です。

※2:イスラエルとパレスチナの共存共栄に向けた日本の中長期的な取り組みのことで、パレスチナ、イスラエル、ヨルダン、日本の4者からなる協議体を立ち上げ、日本のODAを戦略的・機動的に活用しつつ、域内協力の具体化に取り組むことも含まれています。


プロジェクト情報
案件名 ヨルダン渓谷コミュニティのための公共サービス活動支援計画
交換公文(E/N)署名日 2010年3月2日
贈与契約(G/A)署名日 2010年3月2日
供与(E/N)額 11.76億円
契約相手 パレスチナ暫定自治政府 地方自治庁
プロジェクト概要 公共サービスのインフラ整備のために、ヨルダン渓谷地域における学校、病院ならびにコミュニティセンターの建築、道路網整備、電力網整備および必要機材の調達を行う。
JICSの役割 本プロジェクトの調達代理機関として本プロジェクト推進に必要な役務や機材の調達および資金管理を含むプロジェクト監理を担当する。
調達品目 4診療所、5学校、4コミュニティセンター、1家畜疾病予防センター、電力網および道路工事(施工会社)、各施設向け家具、救急車1台、移動診療車2台、スクールバス2台、給水車2台、医療用機材、教育用機材、コミュニティセンター用機材および家畜疾病予防センター用機材の納品(家具・機材納入会社)、設計・施工監理コンサルタント
プロジェクトの主な流れ/現状 2010年7月:設計・施工監理コンサルタント(株)毛利建築設計事務所と契約
2010年12月:建築会社3社と契約
2011年1月:建築工事開始
2011年4月:電力網・道路施工会社3社と契約
2011年5月:電力網・道路工事開始
2011年12月〜2012年2月:家具・機材納入会社8社と契約
2011年12月:道路完工
2012年1、2月:電力網整備完工
2012年9月:建築完工
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