スポーツを通じた新たな協力事業への取組の一歩
−ODAとスポーツ・フォー・トゥモローの実施を通じて実現したプレゼント−

2016年6月17日

 スポーツ・フォー・トゥモロー事業として2016年2月に実施されたネパールでのスポーツイベントで協働した団体から、国際協力の一環としてボールとマーカーなどを提供いただき、今回ブルキナファソの小学校に贈呈しました。

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寄贈されたボールでサッカーをする子どもたち
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サルビスゴ村の方も大勢参加しました

 2016年5月19日(木)、ブルキエンデ県サルビスゴ村にあるサルビスゴ・ミクストゥ小学校で開催されたこれらサッカー用品の贈呈式には、ブルキナファソ国国民教育・識字省次官、学校建設担当者、ブルキエンデ県教育局長をはじめ、約400人の生徒たち、教員たち、サルビスゴ村の方々が出席しました。
同校は日本のODAで建設された学校でJICSも調達代理機関として携わりました*。式典出席者からは「日本の援助で建設した小学校に、サッカー用品が贈呈されることで、日本とブルキナファソの関係の継続性と今後の協力に期待し、感謝する」、「スポーツや文化を通した教育は重要であり、力を入れている分野でもある。スポーツを通して、社会性や責任感、一体感を養うことができるため、今回の寄贈はその一端を担うものになる」とのお言葉をいただきました。

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国民教育・識字省次官の挨拶

 サルビスゴ・ミクストゥ校では、カリキュラムとして、午前中に運動の時間を設けているものの、用具がなくて困っていたそうで、先生たちからも非常に感謝されました。

 式典終了後、早速生徒たちが楽しそうにサッカーをしていました。ボールを初めて触ったという生徒もいましたが、ブルキナファソではサッカーが最も人気のあるスポーツなので、この中から将来のサッカー選手が生まれるかもしれません。
JICSは、ODAのプロジェクトに関わったことと、スポーツ・フォー・トゥモロー事業を通じた出会いとご好意が、今回の子供たちへのプレゼントにつながったことに喜びを感じています。

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スポーツ用品寄贈
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記念撮影

*サルビスゴ・ミクストゥ校は平成20年度ブルキナファソ国コミュニティ開発支援無償「第四次小学校建設計画」にて、建設された小学校の1つです。

「第四次小学校建設計画」の記事はこちらからどうぞ

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