カンボジア 第三次地雷除去活動強化計画でCMACと調達代理契約を締結しました

2016年10月26日

2016年10月10日、調達代理契約署名式
(写真)
署名の様子
右はCMACヘン・ラタナ長官、左はJICS 芹澤
(写真)
記念撮影

 カンボジアに対するODA無償資金協力※1 「第三次地雷除去活動強化計画」は、同国の地雷除去で中心的な役割を果たしているカンボジア地雷対策センター(Cambodia Mine Action Centre、以下「CMAC」という。)に対して、地雷除去機の提供、同機材を用いた除去活動の推進、地雷除去後の土地の農業インフラ整備及び農業トレーニングをサポートするものです。

 このプロジェクトにおいて、JICSはCMACの代理として、日本政府から供与される資金を管理し、地雷除去機の調達、同機材を用いた地雷除去活動の推進、地雷除去後の土地の農業インフラの整備及び農業トレーニングのマネジメントを実施する契約(「調達代理契約※2」 )を2016年10月10日にCMACと締結しました。

 現在もカンボジアの地雷問題は深刻で、2015年には、110名が被災しました。このプロジェクトの実施により、地雷原周辺に住む方々が地雷及び不発弾の脅威から解放されるとともに,農道整備等により地域の経済的・社会的開発が進み,生活水準の向上が期待されます。

 JICSは、日本政府がカンボジア政府に対して1998年度に実施した「カンボジア地雷除去活動支援機材整備計画」の調達監理業務※3を行って以来、継続して同国の地雷除去関連プロジェクトに携わっており、機械式地雷除去機・探査機の開発支援事業の案件実施監理なども行いました。また、過去の「地雷除去活動強化計画」では、日本の地雷除去機の調達により除去スピードの大幅な向上を実現し、また、地雷除去後の土地開墾、農道整備、農業トレーニングの実施により、現地で暮らす方々の生活環境の大幅な改善につながりました。

 今回のプロジェクトでも、今までの経験を活かし、同国の平和構築、そして住民の方々の安心と生活向上に貢献できるよう、努める所存です。

過去の地雷除去活動強化計画では地雷原が稲田に!
(写真)
カンボジア バッタンバン州ルセイロ村で
地雷除去作業中(2010年2月)
→
(写真)
ほぼ同じ場所。一面の稲田となり、収穫間近!
(2012年11月)

プロジェクト基礎情報

案件名 第三次地雷除去活動強化計画
政府間決定日 2016年9月27日
供与(E/N)額 18.10億円
調達代理契約 2016年10月10日
プロジェクト概要 カンボジアの地雷除去において中心的な役割を果たしているCMACに対して、地雷除去機の提供、同機材を用いた除去活動の推進、地雷除去後の土地の農業インフラ整備及び農業トレーニングをサポートするもの
JICSの役割 本プロジェクトの調達代理機関として、本プロジェクト推進に必要な役務や機材の調達、プロジェクト監理および資金管理を担当。

※1 無償資金協力:開発途上地域の開発を主な目的として、日本政府より同地域の政府等に対して、返済の義務を課さずに資機材やサービスなどを調達するために必要な資金を供与する援助の形態です。

※2 調達代理契約:無償資金協力で、相手国政府の代理人(=調達代理機関)が資金管理を含む調達手続きおよびプロジェクトマネジメントを行うために、両者間で締結する契約です。この契約により、調達代理機関は入札手続き、売買・請負契約、進捗管理、支払いなどの調達手続きと資金管理及びプロジェクトマネジメントを相手国政府の代理人として実施します。
「第三次地雷除去活動強化計画」では、日本政府(外務省)が調達代理機関を公募し、選定されたJICSが日本政府よりカンボジア政府に推薦され、その後CMACとの調達代理契約締結に至りました。

※3 調達監理業務:JICSが相手国政府との契約により、無償資金協力における資機材の調達や役務の選定に関する一連のプロセス(入札図書の作成、入札実施、売買契約の締結促進、契約相手先による資機材の製造、輸送、納入まで)を監理する業務を、相手国政府を補佐する立場で行うもの。「カンボジア地雷除去活動支援機材整備計画」では、JICSはCMACの活動をより効率化するために、地雷を探査する際に使用する、金属探知機、潅木・雑草の除去機、車輌と通信機器などの支援機材の調達の実施を監理しました。

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