2007年10月25日

イモギリ第1診療所開所式で所長よりJICSジョグジャカルタ事務所の芹澤所長に対して記念品が贈呈されました。

9月12日には同じくジェティス第1診療所開所式のあとに、地域住民への施設・資機材がお披露目。たくさんの人がつめかけました。
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2006年5月27日にインドネシア国ジャワ島中部ジョグジャカルタ付近でマグニチュード6.2の地震が発生し、特にジョグジャカルタ特別州のバントゥール県の被害は大きく、4,100人以上もの人が亡くなりました。
これを受け日本政府は地震発生直後の緊急無償資金協力とあわせ、災害復興支援無償も実施しています。本災害復興支援無償では、教育分野と保健医療分野に対する基本サービスの復旧を実施しており、JICSはこの調達代理業務を行っています。
保険医療分野では、バントゥール県の中でも特に被害の大きかった4地区の5つの診療所を対象に、施設の再建と医療器具などの整備を行いました。
2007年7月末、施工されていた5つの地域診療所がすべて完成しました。当初の予定より早い完成に、ジョグジャカルタ側の関係者はたいへん驚きました。各地域診療所はそれぞれの所長に引き渡され、地域住民の利用も始まっています。これを記念して、9月8日にイモギリ第1地域診療所で開所式が開催されました。開所式にはJICSも招待を受け、地域住民の感謝の気持ちが込められた記念品を受け取りました。式典の参加者は約150名。地域では一大イベントとなり、住民の期待と喜びがうかがえます。地元の新聞社も取材に訪れ、大きく取り上げられました。
9月12日にはジェティス第1(地域)診療所の開所式も行われ、式典のあとには地域住民に施設を開放し、設備と資機材が紹介されました。
地域住民のみなさんからは、「日本の協力に本当に感謝しています。これからこの診療所を末永く有効に使っていきます」との言葉を笑顔でいただきました。
地震発生から1年以上が経ち、住民のみなさんの生活は落ち着きを取り戻しつつあります。しかし、未だに家族や住居を失った悲しみや傷跡はところどころに見られます。JICSは一日も早い復興をめざして、インドネシア国ジョグジャカルタ復興支援をサポートしていきます。
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