2009年3月3日

イカ郡フリオ・C・テージョ校(教室数:18)の現場にて。JICS担当(左から5人目)とプロジェクト関係者
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2007年8月15日、ペルーの太平洋岸に位置するイカ州を襲った地震により、500人以上の死者、1,000人以上の負傷者、7万1,000棟にものぼる家屋の損壊などの被害が発生しました。
これを受け、日本政府はペルー政府の要望に基づき、被災直後に緊急援助物資の供与(約1,600万円)と緊急無償資金協力(約1億5,100万円)を実施しました。
さらに日本政府は、緊急援助の段階から本格的復興までの切れ目のない援助を実施するため、2008年3月に、学校施設および給水施設を再建するための防災・災害復興支援無償「イカ州地震被災地復興計画」の実施を決定しました。
JICSは2008年4月にペルー政府と調達代理契約を締結し、現場にプロジェクト事務所を設置のうえ、このプロジェクトの進捗管理と資金管理を実施しています。それぞれの再建工事を行う施工業者と施工管理を担当する建設コンサルタントの選定を終え、各現場で工事が進められています。

チンチャ郡のサン・アントニオ・デ・パドゥア校(教室数:13) |

施工業者の現地担当者ペレス氏(中央)とコンサルタント(右)の説明を受けるJICS職員(左) |

2,900名の生徒が通うことになるチンチャ郡の
ジョン・F・ケネディ校(教室数:48)の工事現場。
この学校では3階建ての校舎2棟をはじめとして、
実習棟および音楽室棟などの再建を行います。 |

イカ郡のマンサニージャ地区給水施設の再建工事
(着工から2か月時点)。
最終的には高さが32メートルになる予定。
地域住民に生活用水を安定して供給するために
早期の完成を目指しています。 |
(写真はすべて2009年1月14日時点) |