2009年11月17日
 給水施設(高さ33メートル、容量150万リットル) |
2007年8月15日にペルー南部の太平洋沿岸部で発生した大規模な地震に対するODAの一環として、日本政府は防災・災害復興支援無償「イカ州地震被災地復興計画」を実施しています。
JICSはペルー政府との契約に基づき、このプロジェクトの調達代理機関として、被害を受けたイカ州の3つの地域で、学校4校と給水施設の再建工事、学校用品等の供与に関する調達代理業務を行っています。
給水施設は地震による被害で使用不可能となったため、イカ郡保有の別の場所で新たに建設を行いました。新しい給水施設は2009年7月に完工し、現在はイカ市上下水道公社(EMAPICA)の運営のもと順調に稼動しており、周辺の住民約2万7,500人に水を供給しています。
また、2009年8月にはイカ郡フリオ・C・テージョ校の校舎の再建工事が終了し、引渡し式が行われました。引渡し式では、学校の教員と保護者の手により両国の国旗などが飾り付けられた教室を会場に、ペルー国歌斉唱後、JICSからペルー側に学校の引渡証が手渡されました。
現在、新しい校舎には子どもたちの元気な声が響いています。
このプロジェクトではさらに学校2校の再建工事も進行中です。JICSは引き続きプロジェクトの円滑な実施にむけ、サポートを続けていきます。

完工したフリオ・C・テージョ校 |

飾り付けられたフリオ・C・テージョ校の教室。
「GRACIAS」はスペイン語でありがとうの意味 |
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