2008年7月4日
2008年年6月2日、JICSは文化無償の調査業務について、外務省と業務委託契約を締結しました。
対象となる業務は、平成21・22年度一般文化無償資金協力候補案件と平成20年度草の根文化無償資金協力候補案件の事前調査、過去に実施された案件のフォローアップです。被援助国からの要請の妥当性検討(国内業務)から、利用目的に則した機材の選定や裨益効果・自立発展性の確認(現地調査)、効果的なフォローアップの検討(現地調査)まで一貫して関わることになります。
JICSは、1993年から文化無償資金協力の事前調査を外務省から受託しており、蓄積された豊富な経験・知見、データベース化された技術情報などを駆使し、効果的な協力の実施に資する調査・提案を行っていきます。
個々の楽器の状況を確認する日本人専門家。楽器の使用頻度は高いが、劇場技術者により適確にメインテナンスが行われていた。
「ウクライナ国シェフチェンコ記念国立オペラ・バレエ劇場に対する音響機材及び楽器整備計画」(平成19年9月フォローアップ調査実施)
協力が予定されているクムサンバ道場で柔道を学ぶ子供たち。道場を運営する指導者は日本で柔道の稽古に励み、国際指導員の資格を取得している。道場には自身が書した掛け軸をつるし、子供たちに日本語と柔道の心も教えている。
「ザンビア共和国ザンビア柔道連盟に対する柔道機材整備計画」(平成19年11月〜12月事前調査実施)
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