2011年1月19日
民族衣装など記念品の贈呈をスクレ市長から受ける渡邉大使
初等学校生徒代表のスピーチ
渡邉大使のスピーチ |
ボリビアの学習環境改善を目的として進められてきたコミュニティ開発支援無償「ポトシ市及びスクレ市教育施設建設計画」は、ポトシ市およびスクレ市に初等中等学校合計30学校(368教室)を建設するプロジェクトです。JICSはスクレ市にプロジェクトオフィスを設置し、ボリビア国教育省との調達代理契約に基づきプロジェクトの実施に必要となる資機材やサービス等の調達業務、プロジェクト全体のマネジメント業務にあたってきました。
すでに一部の校舎は竣工し、引渡しを終えて活用されていましたが、当初予定していたすべての校舎が竣工したことを受け、2010年11月、スクレ市ベルナルド・モンテアグド校にて引渡し式が開催されました。
引渡し式には、ボリビア側からはイバン・ビィリャ教育副大臣、ベロニカ・ベリオス・ベルガラ・スクレ市長が、日本側からは渡邉利夫在ボリビア日本大使、JICAボリビア事務所の関係者およびJICS職員などプロジェクト関係者、学校関係者、生徒、地域の人々など大勢が出席しました。
式典では、スクレ市長より渡邉大使に記念品としてボリビアの民族衣装などが贈呈された後、初等学校生徒からのスピーチで、「日本からの援助に感謝しています」と述べられると、会場は大きな拍手と歓声に包まれました。渡邉大使はスピーチの中で「子どもは国の宝であり、教育は国の発展に重要である」と述べ、スピーチ中に生徒たちから送られる声援にも丁寧に応えていました。
また、中等学校生徒による民族舞踊の発表も行われ、渡邉大使夫妻やプロジェクト関係者もその踊りに参加するなど、楽しく和やかな雰囲気の式典となりました。
このプロジェクトによって初等中等学校合計30学校が建設されたことで、ポトシ市およびスクレ市における学校施設の不足が緩和され、子どもたちの学習環境が改善されることが期待されています。
中等学校生徒による民族舞踊の発表 |
生徒たちの踊りに参加する渡邉大使 |
式典に出席した生徒や地域の人々 |
竣工した教室で談笑する渡邉大使夫妻 |
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