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カメルーン 「第五次小学校建設計画」の起工式を開催 お問い合せ English サイトマップ 文字表示標準 文字表示縮小 文字表示拡大 文字表示縮小 文字表示標準 文字表示拡大 English お問い合せ サイトマップ
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2013年3月5日

 2012年12月21日、標高1600メートルに位置する北西州バメンダ市のGS NGOMGHAM小学校で、日本のODAプロジェクト「第五次小学校建設計画」の起工式が開催され、カメルーンのユスフ ハディジャ・アリム初等教育大臣、 新井勉在カメルーン日本国大使、JICAカメルーン事務所長の代理である桑畑美津子企画調査員、および多くのプロジェクト関係者が出席しました。

 このプロジェクトは日本政府がカメルーン政府の要請を受け実施決定し、既存施設の老朽化が特に著しい北西州において、新たな2校の建設及び29校の建て替えと教室家具の調達を行うものです。これらの整備により11,400名の児童が適切な環境で学習することが可能になります。JICSはカメルーン政府の調達代理機関として日本からの援助資金管理や建設会社の選定・契約ならびにプロジェクト全体監理を実施しています。 

 式典では、北西州の貴族の称号を授与され、その衣装に身を包んだ新井大使が、「アフリカ開発会議(TICAD)で採択された誓約に則り、1993年より日本政府はカメルーンに開発プロジェクトによる支援を行っており、今回のプロジェクトがカメルーンにおける子供達の就学率向上に寄与することを願っている。」と述べられました。

 ハディジャ・アリム初等教育大臣は、「大統領は教育を中核政策に据え、カメルーン人が等しく教育の権利を得ない限りは、国家課題は解消されないと述べています。そしてこの目標達成に向かい、カメルーン政府は努力してきました。」と話し、学校整備だけではなく、他のODA プロジェクトについても謝意を述べられました。

 また、調達代理機関のJICSからは武井清隆プロジェクトマネージャーが、本プロジェクトはコミュニティ開発支援無償と呼ばれる協力形態で実施されるものであり、この制度の特徴でもある地元企業の施工により建築コストが抑えられ、建築できる教室数が増えていることや、日本のコンサルタントによる施工監理により、日本の優れた技術が地元企業に伝えられていることなど、具体例も交えて説明しました。

 このほか式典では、児童より起工を祝う歌やダンスが披露され、ハディジャ・アリム初等教育大臣と新井大使による「礎石(建物の土台となる石)」を置くセレモニーも行われました。

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ハディジャ・アリム初等教育大臣と新井大使の到着時には歓迎の花束が贈呈
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JICSの武井プロジェクトマネージャーによるプロジェクトの説明
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礎石を置くセレモニーを行うハディジャ・アリム初等教育大臣と新井大使
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児童たちによる歓迎のダンス

プロジェクト情報
案件名 第五次小学校建設計画
供与(E/N)額 9.66億円
交換公文(E/N)署名日 2011年7月19日
贈与契約(G/A)署名日 2011年7月19日
調達代理契約(A/A)締結日 2011年9月9日
契約相手(調達代理契約) 初等教育省
プロジェクト概要 北西州の17サイトの31小学校に、202教室、31校長室、22トイレ棟を建設及び教室家具の調達
JICSの役割 調達代理機関として、建設および家具納入会社の選定、調達資金の管理ならびにプロジェクト全体監理
調達品目 教室、校長室及びトイレ棟(建設)および教室家具
プロジェクトの主な流れ/現状 2012年1月 設計・施工監理コンサルタントと契約
2012年7月 施工会社と契約
2012年11月 家具納入会社と契約
2012年10月 施工開始
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