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モザンビーク コミュニティ開発支援無償 「中学校建設計画」でシサノ中学校が完成し、開校式が開催されました お問い合せ English サイトマップ 文字表示標準 文字表示縮小 文字表示拡大
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2012年1月26日

(写真)
完成した校舎内覧の様子

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記念植樹の模様

 モザンビークでは1980年代の内戦で多くの教育インフラが破壊されたこともあり、周辺諸国と比較して施設数や、就学率などの各種教育指標が低い水準にあります。このような状況を改善するために、モザンビーク政府より2006年わが国に対し、ガザ州、マプト州などにおける中学校建設に係る無償資金協力の要請がありました。この要請を受け、JICAによる調査を経て、2009年10月27日に両国間で交換公文が締結され、計4校の中学校新設等に必要な資金の供与が決定しました。

 JICSはモザンビーク教育省に成り代わり、調達代理機関として援助資金を管理するとともに、コンサルタントの雇用、建設会社の選定・契約、学校家具の調達など、中学校建設にかかるプロジェクト全体の調達と案件管理業務を行っています。

 このたび、ガザ州のシサノ中学校で教室棟、屋根付き運動場、多目的棟も含むすべての建物が完成し、これにより新たに450人(8教室)の生徒が通学できることとなりました。2012年1月16日には、Diombaガザ州知事、橋本在モザンビーク日本国大使、Luisモザンビーク教育省副大臣、那須JICAモザンビーク事務所長など多くの関係者が出席し、開校式が盛大に催されました。

 開校式当日は、あいにくの雨でしたが、橋本大使らが校庭横に記念植樹を行い、橋本大使、Diomba知事、那須JICA事務所長やLuis副大臣らが校舎内を見て回りました。その後、橋本大使が出席者に向けてスピーチを行い、日本の援助によって建設された本中学校の開校を祝うとともに、今後も様々な分野でモザンビークの発展のために必要な援助を継続すると述べられました。

 本プロジェクトの完了により、合わせて3,200人以上の子どもが新たに通学可能となります。

 JICSは残るマプト州の2校とも2012年1月中の引渡しと家具の納入完了に向け、関係機関と協力し、全力で業務の追い込みに取り組んでいます(2012年1月16日時点)。

(写真)
完成したシサノ中学校

プロジェクト情報
供与(E/N)額 10.15億円
交換公文(E/N)署名日及び贈与契約(G/A)締結日 2009年10月27日
調達代理契約(A/A)締結日 2010年1月20日(2010年2月9日承認)
契約相手 モザンビーク共和国教育省
プロジェクト概要 モザンビーク共和国における中等教育環境の改善を目的として、マプト州及びガザ州に計4中等学校を建設し、必要な家具を調達、納入する
JICSの役割 モザンビーク共和国教育省に成り代わり本プロジェクトの調達代理機関として本プロジェクト推進に必要な役務や機材の調達、プロジェクト監理及び援助資金管理を担当する。
調達品目 モザンビーク共和国内4サイトにおける中学校4校の建設及び教育家具と設計・施工監理コンサルタントのサービス
プロジェクトの主な流れ/現状 2010年4月:設計・施工監理コンサルタント契約
2010年9月:第1バッチ(シサノとマンジャカゼの中学校)の施工会社と契約締結、工事開始
2010年10月:第4バッチ(マンジャカゼ中学校の屋根付き運動場建設)の施工会社と契約締結、工事開始
2010年10月:第3バッチ(4中学校への家具調達)の調達会社と契約締結
2010年12月:第2バッチ(コベとコンゴロテの中学校)の施工会社と契約締結、工事開始
2011年10月:第3バッチの第1バッチ向け家具調達完了
2011年10月:第1及び第4バッチの施工完了、引渡し
2012年1月:第3バッチの第2バッチ向け家具調達完了
2012年1月:第2バッチの施工完了、引渡し
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