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2009年8月26日

(写真)
引き渡された教室(ドゴドゴ村)

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引き渡されたトイレ棟(ドゴドゴ村)

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謝辞を読むビルディギル・ゾンゴ・アマン村の村長

 ニジェールでは、初等教育環境改善のために、コミュニティ開発支援無償「マラディ州及びザンデール州小中学校教室建設計画」が実施されており、全66か所で学校教室全103棟、トイレ棟全82棟の建設が進められています。本件に関してJICSは、2007年3月にニジェール共和国国家教育省と調達代理業務契約を締結し、同国政府の代理人として、本プロジェクトの実施に必要となる役務・機材の調達やプロジェクトの進捗管理などを行っています。
 この計画の一環であるザンデール州マガリア県のビルディギル・ゾンゴ・アマン村、ドゴドゴ村、ドゥンガス・ミクスト村での建設が終了し、2009年7月27日、それぞれの地域に引き渡されました。
 ビルディギル・ゾンゴ・アマン村には教室棟2棟とトイレ棟1棟、ドゴドゴ村には教室棟1棟とトイレ棟3棟、ドゥンガス・ミクスト村には教室棟2棟とトイレ棟2棟が引き渡され、喜びの声があがりました。

 そのうちのビルディギル・ゾンゴ・アマン村では、地域を代表して小学校校長アブドゥル・ラザク・ジョリ氏より謝辞が寄せられました。
「ビルディギル・ゾンゴ・アマン小学校は、2003年10月1日に設立され、45人の生徒から始まり、今日では総定員247名となっています。2009年6月の第一段階学業終了証明テスト(卒業試験)では30名が受験し、27名が合格、合格率は90%でした。学校設立からわずか6年ですが、我が校には3教室棟1棟と2教室棟1棟、そしてトイレ棟1棟を作っていただきました。これらは、学習環境を改善するものです。
これらの建物は、「ザンデール州・マラディ州小学校教室建設計画」により建設費用が支出されたものであり、2008−2009年の日本とニジェールの友好と協力の象徴としての日本国民からの贈り物であります。ニジェール全体にとって、そしてとりわけビルディギル・ゾンゴ・アマン村にとって、前例のない、歴史的な、そして忘れがたい贈り物です。
すべての日本国民、とりわけニジェールで勇敢に働いた日本人、施工業者のみなさん、この学校の建設に寄与したすべての人々に、我々は深く感謝します。日本とニジェールの友情万歳!」

 JICSは、引き続きこのプロジェクト全体の完了を目指し、調達業務を行っていきます。

プロジェクト情報
供与(E/N)額 1,018,000,000円
契約相手 ニジェール共和国国家教育省
プロジェクト概要 ニジェール共和国における初等教育環境の改善を目的として、マラディ州およびザンデール州にて、小学校教室を建設する。
JICSの役割 本プロジェクトの調達代理機関として、施工業者を始めとするプロジェクト推進に必要な役務や機材の調達及びプロジェクト管理を担当する。
調達品目 学校建設(施工業者)、備品整備(家具業者)、建設コンサルタント(設計・施工監理)等
プロジェクトの主な流れ 【両州共通】
2007年9月 建設コンサルタントと契約、設計調査開始
【ザンデール州関連】
2008年5月〜10月 施工業者7社と契約、順次工事開始
2009年3月 家具会社契約、備品整備開始予定
【マラディ州関連】
2009年3月 施工業者と契約、工事開始予定
2009年5月 ソフトコンポーネント実施機関(NGO)契約予定
2009年中旬 家具会社契約、備品整備開始予定
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