2010年2月15日、日本政府の支援によりパレスチナで実施中の紛争予防・平和構築無償「ジェリコ市内生活道路整備計画」に関して、第二パッケージ分の起工式が行われました。
この案件はジェリコ市の生活道路改修、歩道整備、街灯整備と、道路の維持管理に必要な機材の調達を行うものです。JICSはパレスチナ自治政府(地方自治庁)との調達代理契約に基づき、先方政府に代わりこれらの調達(道路の改修、機材の調達など)を実施しています。
起工式にはジェリコ市長ハッサン・サレ氏、マジン・グネイム地方自治副大臣、日本側からは在パレスチナ日本代表事務所次長とJICSのプロジェクトマネージャーをはじめ多くの関係者が参加しました。
起工式ではマジン・グネイム副大臣より、パレスチナに対する日本の支援への謝意が表されるとともに、今後の両国間の関係強化についての期待が述べられました。
続いて日本側からのスピーチも行われ、在パレスチナ日本代表事務所次長は「このプロジェクトは、パレスチナの長期的な経済発展に大きく寄与するものになると確信しています」と述べました。起工式の様子は現地の新聞でも大きく報じられ、関心の高さが伺われます。
今後JICSは、2010年9月の完工を目指し、現場での施工監理をはじめ、プロジェクトの円滑な実施のために最善を尽くしつつ、ジェリコ市内の道路工事を進めていきます。