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スーダン共和国 ジュバ職業訓練センター拡張計画 スーダン地図へ

2011年8月23日

(写真)
開通式のテープカットの様子

(写真)
橋架け替え工事の様子

 2011年7月9日アフリカ54番目の国として独立した「南スーダン」の首都ジュバでは、2005年の南北包括和平合意の成立後、急速に発展し交通量も急激に増加しています。その一方で、同市の主要幹線道路上の橋が老朽化して損傷が著しく、経済発展の基幹ともなる交通インフラの整備の必要性の観点からも、これらの橋の架け替えが緊急の課題となっていました。

 このような中、スーダン政府より日本政府に対し、主要道路上の老朽橋の架け替えやカルバート※の建設にかかる支援の要請があり、2009年11月19日に「ジュバ市道路橋梁整備計画」の実施が決定しました。

 JICSはスーダン政府の調達代理機関として、援助資金の管理、設計や施工監理を行うコンサルタントとの契約締結、入札手続きによる施工会社の選定と契約締結、およびプロジェクト監理を行っています。

 このプロジェクトで工事を進めてきた2本の橋の架け替えが完了し、各々の橋で7月4、5日に開通式が開催されました。出来る限り早く工事を完了させ、新たな首都となるジュバの交通環境を改善したいというプロジェクト関係者の強い思いもあり、当初の予定よりも早い独立前に2本の橋と3基のカルバートを完成させることができました。

 これらの橋やカルバートが完成したことにより、雨期の道路浸水による車両通行の途絶や迂回路の渋滞が解消されて市内の交通が円滑になり、ひいては社会・経済活動が活性化することで、内戦後の復興と平和の定着の進展が期待されています。

※カルバート:暗渠。道路下に埋設された水路のこと。

(写真)
工事前の路面。カルバートがないため、
雨季には交通が遮断されることがしばしば
→ (写真)
完成したカルバート上から同地点で撮影
(道路整備と舗装工事は継続中)

プロジェクト情報
供与(E/N)額 18.73億円
契約相手 スーダン政府
プロジェクト概要 ジュバ市の主要幹線道路上に位置する3橋梁の架け替え及び3カルバートの建設。
JICSの役割 援助資金を管理するとともに、設計や施工監理を行うコンサルタントとの契約締結や、工事を行う施工会社の選定と契約及びプロジェクト監理を担当。
調達品目 ジュバ市の主要道路上に架かる3老朽橋梁の改修
(1)RC橋 橋長:24.0m 幅員:19.6m ※歩道2.8m×2含む
(2)RC橋 橋長:13.8m 幅員 22.7m ※歩道2.8m×2含む
(3)RC橋 橋長:18.0m 幅員24.0m ※歩道2.8m×2含む
河床渡河地点における3カルバートの新規建設
(1)RC ボックスカルバート 長さ4.7m 幅員 21.0m ※歩道2.5m×2含む
(2)RC ボックスカルバート 長さ4.2m 幅員 20.0m ※歩道2.5m×2含む
(3)RC ボックスカルバート 長さ8.0m 幅員 20.0m ※歩道2.5m×2含む)
プロジェクトの主な流れ(予定) 2010年2月 建設コンサルタントと契約/施工監理実施中
2010年9月 施工会社と契約/工事中
2011年7月 南部スーダンの独立に合わせて、2橋梁の開通式が行われる。
2011年11月頃 全工事竣工予定。
完了時期(予定) 2011年11月予定
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