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アフガニスタン 環境プログラム無償 太陽光発電システムの完成と引き渡し式典開催について
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2012年1月17日

(写真)
カブール国際空港に設置された太陽光発電システム

 治安悪化が著しいアフガニスタンで開発プロジェクトをとり進めるのは容易ではない中、2011年4月からカブール国際空港敷地内での太陽光発電システム建設は、安全を第一に本格的な建設工事が開始され、無事同年11月13日に完工し、先方政府への引き渡しを行いました。12月11日にはバタッシュ運輸民間航空省副大臣、高橋駐アフガニスタン日本国大使の参加のもと、引き渡し式が行われました。式典当日には複数の現地メディア関係者が取材に訪れ、本プロジェクトに対する関心の高さがうかがわれました。

 この太陽光発電システムは245Kw/Pを発電し、発電された電力は空港施設運営に活用されます。年間発電量は40万Kwで、空港における年間総使用電力の約30%を補うことが期待されています。また、カブール市内では市内電力不足により、民家や企業が使用する発電機からの排気ガスで大気汚染が社会問題となっているなか、クリーンな太陽光発電による再利用可能エネルギーの重要性への関心を高める効果や間接的な市内電力不足の緩和につながる効果が期待されます。

 当該システムの維持管理は、空港の技術者によって行われることから、2011年11月中旬から2012年3月末まで維持管理等のトレーニングを実施中です。

(写真)
プロジェクト実施前
→ (写真)
プロジェクト実施後

プロジェクト情報
案件名 太陽光を活用したクリーンエネルギー導入計画
交換公文署名日 2010年3月22日
供与(E/N)額 7.00億円
調達代理契約 2010年4月25日
契約相手 アフガニスタン・イスラム共和国運輸民間航空省
実施機関 アフガニスタン・イスラム共和国運輸民間航空省
プロジェクト概要 カブール国際空港施設内への系統連系型太陽光発電システム(245Kw/P)設置とともに、太陽光発電システムに係る基礎知識習得や保守点検方法等の技術研修を実施
JICSの役割 本プロジェクトの調達代理機関として、必要な機材・サービスの調達および資金管理を含む案件全体の監理を実施
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