2007年11月6日

実際に操作をしながら学ぶイラク人技術者 |
2007年9月、イラクの都市・公共事業省から5名のイラク人技術者が来日しました。
日本政府がイラクに対して実施した緊急無償「ごみ・下水処理特殊車両整備計画」の一環で、同国に納入されるごみ収集車の取り扱いやメンテナンスに関して研修を受けるためです。
メーカーの工場で実施された研修では、日本人技術者より説明を受けた後、イラク人技術者ひとりひとりが実際に機材を動かし、操作方法などを確認しました。イラク人技術者からは、「これはどういう仕組みなのか」「どうしたら短時間で作業の効率を上げられるか」などといった質問が次々に飛び出し、イラク人技術者の高い学習意欲がうかがえました。
研修を受けた5名はイラクに帰国後、日本で得た知識や技術を、今回の研修を受けることができなかった他の担当職員に対して指導することになっています。
今年12月には、100台のごみ収集車がイラクに到着する予定です。今回研修を受けたイラク人技術者を中心として、日本から調達された機材がより一層有効に活用されることが期待されています。
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