2007年5月10日
2007年2月13日、日本国政府とアフガニスタン国政府の間で、カブール道路技術センター整備計画に関する無償資金協力を決定しました。これを受けてJICSは同年2月22日、アフガニスタン国と調達代理契約を締結しました。
本プロジェクトは、継続的な建設機械・車輌の維持修理の実現のため、施設の改修・再建及び修理機材の調達を行うと共に、現地技術者のスキルアップを目的とした調達機材の初期操作・運用(一部機材の据付)指導を実施するものです。
アフガニスタンの道路網は20年以上にわたる内戦により、壊滅的な被害を受けました。そこでアフガニスタン政府は復興に向け、国家開発戦略の3本柱として「国家の安全」、「国家統治、法整備と人権」、「経済・社会開発」を掲げました。さらに、全国を8つの地域に区分し、それぞれの地域の維持管理機能を強化、再編していく方針を示しており、今回のカブール道路技術センターはこの流れの一環として実施されるものです。
今回の整備計画により、アフガニスタン国の幹線道路網の復旧が促進され、持続的に経済が発展することが期待されています。
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