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2003年12月16日、カブール市近郊で、カブール・カンダハル間幹線道路補修*(第一プロジェクト分)工事の完工式が開催されました。完工式には、カルザイアフガニスタン大統領、駒野在アフガニスタン日本国大使、また60名以上のロヤ・ジルガ(国民大会議)代議員などが出席し、盛大なものとなりました。JICSからは今津専務理事が出席しました。
カブール・カンダハル間幹線道路は、アフガニスタンの南北の物流を支える重要な幹線道路です。今回JICSは、カンダハルを起点とした50km区間の簡易舗装工事について、アフガニスタン政府の代理人として案件監理を担当しました。
今回の工事により、これまで約15時間を要した区間が約5時間で走破出来るようになり、周辺住民の経済社会活動の促進が期待されます。
今後実施予定の同区間の本格的な舗装工事を実施する「第二プロジェクト」においても、JICSは引続き案件監理を担当します。 |
 <舗装工事の概要>
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日程 |
内容 |
耐久性 |
第一
プロジェクト |
2003年
5〜12月 |
簡易舗装工事 |
2〜3年程度 |
第二
プロジェクト |
2004年
春〜(予定) |
・本格アスファルト
舗装工事
・道路幅、路肩拡 張
・サイドおよびセンライン引き
・標識設置 |
10年(簡易舗
装と比較して 大幅アップ) |
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カブール・カンダハル間幹線道路 |
完工式でスピーチするカルザイアフガニスタン大統領 |
完工式にて銃を携帯して厳重な警戒態勢をする兵士 |
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完工式に参列した関係者たち (左から深澤JICSアフガニスタン駐在員、地曳JICAアフガニスタ
ン事務所所長、ナツィオスUSAID 総裁、今津JICS専務理事、 高川公使) |
非常時に備えての完工式周辺での厳重な警戒態勢 |
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開通したカブール・カンダハル間幹線道路(カブールから43Km地点) |
プロジェクト名 |
アフガニスタン道路セクター・プログラム無償<平成15年度> |
政府間決定日 |
2003年5月3日 |
供与額 |
30億円
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完成日
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2004年12月16日(第一プロジェクト) |
目的 |
主要都市カブール・カンダハル間の幹線道路の整備 |
JICSの役割 |
アフガニスタン国移行政権公共事業省との契約に基づくプロジェクトの調達監理施 |
調達品目
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- |
備考 |
「カブール・カンダハル間幹線道路補修」
2002年1月に東京で開催されたアフガニスタン復興支援国際会議で、日本は2年半で約5億ドルの支援を行うことを表明しました。この支援は「平和の定着構想」として、「和平プロセス支援」、「治安支援」、「復旧・復興支援」の3つを柱としており
、「カブール・カンダハル間幹線道路補修」は「復旧・復興支援」の一つです。 |
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