2005年4月25日
2004年3月18日、カンダハル・ヘラート間幹線道路整備計画のための無償資金協力が、日本とアフガニスタン両政府の間で決定されました。
これを受け、同月29日JICSは、本計画の調達監理機関として資金管理、入札手続き、業者契約、納入管理等を行なう契約を同国公共事業省と締結し、2004年12月に工事が開始されました。工期は20ヶ月を予定しており、2006年7月までに平均80km/Hで通過可能な道路が完成します。
本計画でカンダハル・ヘラート間幹線道路が整備されると、2004年10月に完成したカブール・カンダハル間幹線道路とあわせて、同国の環状道路の約半分が開通することになります。これにより、輸送網が大幅に整備され、周辺地域経済の活性化に大いに貢献することが期待されています。
2004年12月7日、アフガニスタンでは移行政権大統領のカルザイ氏が民選初代大統領に就任し、同月24日には内戦後初の本格政権となる閣僚の就任式も行なわれ、正式にアフガニスタン政権が発足しました。このような状況のもと、地域間の経済格差を解消する手段としても、本道路網整備は新政権・国家の安定に貢献しています。
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